漢方相談薬局ってどんなことするの?

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更新日:2013年11月28日

漢方相談薬局ってどんなことするの?

薬局の中には「漢方薬局」「漢方相談薬局」等、漢方相談を受け付けていて、薬剤師が漢方薬の煎じ薬を調合して出してくれたりします。処方箋薬とも市販薬とも違う薬局製剤という扱いを受けているものです。

漢方薬の専門知識をもった薬剤師

漢方相談薬局には、漢方に対して専門知識をもった漢方薬剤師がいます。漢方薬剤師になろうとした場合、薬剤師であれば充分で、それ以外で特に取得しなくてはいけない資格などはありません。
しかし能力の裏付けとして、漢方薬・生薬に関する専門的知識を修得し、能力と適性を備えた薬剤師であることを公益財団法人の日本薬剤師研修センターが認定する制度があります。
認定されるには一定の研修を受け試験に合格する必要があります。義務ではありませんが、白衣等に「漢方薬・生薬認定薬剤師」の認定証掲示やIDカードをつけている場合もあります。

漢方相談薬局でできることとできないこと

薬局は許可を取ることによって、薬剤師が処方箋なしに調合して渡すことができる薬局製剤という薬があり、漢方相談薬局で煎じて飲むための漢方薬がその大半を占めています。従って、医師でなくても患者の相談にのって生薬を調合し、漢方薬を出すことができます。
漢方薬は、西洋薬と違い、「証(しょう)」という考え方があります。これはわかりやすくいうと、病態の傾向です。
そして、望診(ぼうしん)・切診(せっしん)・聞診(ぶんしん)・問診(もんしん)という4つの診察方法により、体質や病気の原因、症状を分析しその患者の病態傾向である証を決定し、その人にあった漢方薬を出すことになります。この4つを合わせて四診(ししん)と言ったりします。
ただ、薬局の薬剤師は医師ではありませんので、肌や顔や舌の状態を見る望診、話し方や口臭などを判断する聞診、質問により自覚症状などを聞く問診は行うことができますが、お腹を触ったり脈をとったりと直接体に触れて診察・診断する切診は、医療行為になってしまうのでできません。患者から聞き出した自覚症状、顔色、舌の状態、口臭等の情報から、個人個人に合った漢方薬を選び出し調合します。
調合は調剤室で行われますが、処方箋によるものではないので、保険はきかない点は注意が必要です。
医師の処方箋ではなく、薬剤師が自分で患者をみて、お薬を調合するといった部分では、薬剤師の醍醐味ともいえる仕事でもあります。

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