「保健機能食品」ってお薬とは違うの?

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更新日:2013年12月04日

「保健機能食品」ってお薬とは違うの?

「癌が治った」等と広告したりして、薬事法違反とされている健康食品業者を目にしたことがあるかと思いますが、実は体に対する機能をうたうことを許されている食品があります。薬との違いは何なのでしょうか。

機能がうたえる食品がある?

一般に食品は、体に対する機能をうたうと薬事法違反になってしまいますが、その例外として、「保健機能食品」というものがあります。「保健機能食品」は保健の用途をもった食品のことで、特定保健用食品(トクホ)と栄養機能食品の2つを合わせてこう呼ばれています。
特定保健用食品は、配合内容や場合によってはヒトでの試験結果等を提出して、「血圧が高めの方に」、「血糖値が気になりはじめた方に」といった表示をするに値するかの厳しい審査を受け、承認・許可をもらってから製品に表示し広告しています。
栄養機能食品は、「ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用をもつ栄養素です。」というように決められたビタミン・ミネラルの栄養成分の栄養機能を表示広告できるもので、これは1日摂取目安量の中に一定範囲の栄養成分が入っていれば、許可なしで表示広告することができます。

薬と保健機能食品の違い

薬と保健機能食品の違いは、ひと言でいうと目的の違いです。
薬は、病気の予防・治療に用いられます。特定保健用食品は、体調の調整機能や栄養機能を目的にしています。栄養機能食品は、ビタミンやミネラルの栄養機能を期待して使用されます。
例えば、中性脂肪について考えると、脂質異常症となると薬を飲んで治療します。中性脂肪が正常値の中でも高い値であるとか、上がってきているといった場合で、薬を飲むまでもないという時には、特定保健用食品が非常に有用です。このように、病気の時は薬、境界域(病気の一歩手前)や普段の健康を考える場合には「保健機能食品」を利用するといった形での使い分けになります。
もう一つ、お薬と「保健機能食品」の決定的な違いは、「保健機能食品」はどこでも売ることができますが、薬は薬局はドラッグストアをはじめ、医薬品販売業の許可を持ったところで、薬剤師又は登録販売者という資格者によらないと販売又は調剤してもらえません。

薬と保健機能食品の注意点

例えば、高血圧の方が、高血圧の薬を飲みながら、食事の中で「血圧が高めの方」用の特定保健用食品(保健機能食品)を使っても大丈夫かということですが、作用が似てる部分があったりすると、作用が増強して副作用が出やすくなる場合がありますので、病院にかかっている場合は、お医者さんや薬局・ドラッグストア等で薬と一緒に使用してもいいか確認をするとよいでしょう。