「健康食品」に効能や効果はありますか?

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更新日:2013年12月05日

「健康食品」に効能や効果はありますか?

健康雑誌を見ると、「お通じを良くしたい人に乳酸菌」とか「関節の痛みにグルコサミン」等といった文字が目に飛び込んできますが、健康食品にも本当に薬のような効能や効果はあるのでしょうか。

薬事法の壁で絶対に言えない効能・効果

健康食品では、たとえどんなものであれ効能・効果を製品パッケージに記載したり宣伝することはできません。それは体調改善機能を期待して利用されているものについても同じです。
健康雑誌にある「関節の痛みにグルコサミン」だけであれば、普通の学術記事なので問題ありません。しかし、特定の商品に結びつけて宣伝すると、その商品が「関節の痛み」という病名や疾患、症状に関して改善するととれるので食品ではなく薬として判断されます。そうした場合に、その商品が「関節の痛み」という効能をもった医薬品として承認・許可されていないと、無承認・無許可の医薬品を販売したということで薬事法違反にされる可能性がでてきます。
「関節」という特定部位が改善することを表現しただけで、薬事法に抵触してしまいます。
映像やイラストで膝を回して「グルグルグルグル」とかやっているのは、ストレートに関節痛とまで言えないメーカーのギリギリの表現法といえるでしょう。
健康食品は、実際には効果があったとしても基本的に健康維持までしか言うことができません。

食材の効果も、個々の商品で考える健康食品

それでは本当に健康食品は効果があるのでしょうか。健康食品の効能の科学的根拠について参考となるのが、国立健康・栄養研究所のホームページにある「『健康食品』の安全性・有効性情報」で、こちらは誰でも無料で見ることができます。例えばイチョウ葉であれば、有効性や安全性の証明はされています。認知症等に対しては「効くと断言できないが、効能の可能性は科学的に示されている」とされています。
しかし、個々の製品で考えると、品質や原料・配合量によっても変わってくるのでイチョウ葉という食材で示されている有効性や安全性のデータがそのままあてはまるわけではありません。ヨーロッパで使用されている医薬品のデータを引用したりしているので、注意が必要です。
結論は、個々の商品できちんとヒトでの臨床データがなければ本当のところはわかりません。
あくまでも健康食品食材の有効性・安全性を知る参考資料としての位置づけになります。
お医者さんにかかっている人は、健康食品を摂取する際に医師に相談するようにしてください。処方されている薬と相互作用を起こし、薬の効き目が強く出過ぎたり、逆に弱くなったりする可能性があるからです。また健康食品を利用していて体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止してお医者さん又は薬局で相談することが大切です。