病院で処方される痛み止めにはどんなものがあるのか

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更新日:2014年01月08日

病院で処方される痛み止めにはどんなものがあるのか

整形外科や歯科に行くと、痛み止めをもらったりします。病院で処方される痛み止めには、いろいろな種類があります。同じ成分であっても剤形が違うものがあるなど、特徴によって使い分けられて処方されています。

多く使われる非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)

関節痛・腰痛・肩こり痛等や、外傷後の痛み止め、神経痛、リウマチの痛み、歯痛等に対して多く処方されているのが非ステロイド抗炎症薬(Nonsteroidal anti-inflammatory drugs)で英語の頭文字をとってNSAIDs(エヌセイズ)と呼ばれています。読んで字のごとくで、炎症を抑える薬で、ステロイドではない系統のものの総称です。アスピリンやインドメタシンもNSAIDsの薬です。この系統の薬は成分の化学構造上からいくつのグループに分かれていますが、基本的には、炎症を抑えることによって、炎症の1つの症状である痛みを抑えます。
痛み止めに使われるNSAIDsは、内服薬だけでなく、坐剤やパップ剤、軟膏剤等にも使われます。関節痛で整形外科に行ったときもらうパップ剤も、インドメタシン等が有効成分として配合されています。NSAIDsは内服した場合、胃腸障害の副作用が起きる場合があり、それを防ぐために胃腸薬と一緒に処方されることもありますが、特に関節痛等で痛む場所が限定的な場合や、胃腸障害が出やすい人の場合は、パップ剤や坐薬等が選択されることがあります。最近では胃腸障害を起こしにくい薬もいろいろと開発されてきています。

病院で処方される片頭痛治療薬

片頭痛は、20~40歳代の女性に多く見られ、軽度では市販薬で対処できますが、中等度以上で痛みが激しくなってくると、受診がお奨めです。そして病院やクリニックで処方される薬は、痛み止めに用いられるアスピリンやイブプロフェンといったNSAIDsの薬以外に、トリプタン系薬・エルゴタミン製剤と呼ばれるカテゴリーの薬が主に処方されます。
片頭痛の発作は、脳血管でセロトニンという物質が異常に増えると、脳血管が収縮して血のめぐりが悪くなります。その後、セロトニンがなくなると血管は拡張して、周りの神経を刺激するようになり、痛みが起こりますが、これが片頭痛の原因です。
トリプタン系薬・エルゴタミン製剤は、いずれも脳血管を収縮させ、過度の血管拡張を防ぐことで片頭痛をやわらげます。また、めまいや眠気等が現れることがあるので、服用した時は車の運転や機械の操作は行わないように注意が必要です。
また片頭痛の場合は、吐き気などを伴う場合がありますので、制吐薬(せいとやく)といって、吐き気を抑える薬も併せて処方される場合もあります。

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