市販の痛み止めの特徴と配合成分

薬局マップ トップ > 最新記事一覧 > 市販の痛み止めの特徴と配合成分
更新日:2014年01月13日

市販の痛み止めの特徴と配合成分

市販の痛み止めには、アスピリンなどのNSAIDs以外にも、鎮痛成分であるアセトアミノフェン、催眠鎮静成分やカフェイン、胃腸薬成分などいろいろな成分が入っています。それぞれの特徴についてみていきます。

鎮痛成分であるNSAIDsの特徴

市販薬に配合されているNSAIDsは、サリチル酸系のものとプロピオン酸系のものがあります。
サリチル酸系のものには、アスピリン、エテンザミド、サザピリンといった成分があります。アスピリンは1899年にドイツで市販されて以来の成分でプロスタグランジンの生成を阻害し痛みを感じにくくします。
プロピオン酸系のものには、イブプロフェンとロキソプロフェンナトリウムがあります。ともに医療用医薬品からスイッチされた成分で胃腸障害の副作用はアスピリンに比べて少なくなっています。
イブプロフェンは、炎症を抑える効果にすぐれ、多くの市販薬に配合されています。ロキソプロフェンナトリウムは新しくスイッチされた成分で鎮痛・解熱・抗炎症作用のバランスがよいとされています。
特に、緊張型頭痛の場合は、これらNSAIDsを中心に考えるとよいでしょう。

NSAIDs以外の鎮痛成分

NSAIDs以外の鎮痛成分としては、アセトアミノフェン、イソプロピルアンチピリンがあります。
アセトアミノフェンは、抗炎症作用は弱いものの、脳で閾値(いきち)といって痛みを感じはじめるボーダーラインを上げる働きがあります。プロスタグランジンに対する影響も少ないので胃腸障害やぜんそくなどの副作用が起きにくく、空腹時でも飲めるのが特徴になっています。
ACC処方と言って、アセトアミノフェン・アスピリン・カフェインを配合した処方は、片頭痛などで発作が起きた際、早めに服用すると効果があります。
イソプロピルアンチピリンは、抗炎症作用は弱く、単独で使用されるよりも他の鎮痛剤と一緒に用いられることが多くなっています。

鎮痛成分以外の痛み止めの配合成分

催眠鎮静成分として、ブロムワレリル尿素やアリルイソプロピルアセチル尿素があります。これらは意識レベルを下げ、鎮痛作用の増強効果があるので、鎮痛成分と一緒に配合されます。眠気が現れやすいので車や機械の運転操作はしないよう注意が必要です。
カフェインは、脳の細動脈に作用し、血管を収縮させることで、血管拡張によって起こる片頭痛の痛みの軽減に効果があります。
痛み止めには、副作用として胃腸障害がありますが、この胃腸障害を防ぐために、合成ケイ酸アルミニウム・合計ヒドロタルサイト等の胃酸を抑える制酸剤が一緒に配合されていることがあります。

【タグ】