市販の痛み止めを使用するにあたっての注意点

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更新日:2014年01月15日

市販の痛み止めを使用するにあたっての注意点

市販の痛み止めには、解熱鎮痛成分が含まれていますが、解熱鎮痛成分は市販薬の中では、重篤な副作用が起こる確率がある成分です。早期に重篤な副作用の症状に気づき、服用を中止し相談することが大切です。

痛み止めによる重篤な副作用に対する早めの対処

副作用の中でも、重篤なものは特に注意が必要で早めの対処が大切です。

○アナフィラキシーショック
かぜ薬・解熱鎮痛薬以外にも、抗生物質、血液製剤、卵の成分である塩化リゾチームを含む製剤等でも見られます。アナフィラキシーショックは、アレルギーで服用後早ければ5分以内、通常30分以内で、皮膚のかゆみ、じんま疹、紅斑・皮膚の発赤、腹痛、吐き気、視覚異常、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみといった症状が現れてきます。皮膚のかゆみやじんま疹だと普通の薬疹でも起こりますが、痛め止めを服用してから30分以内に出て来て、なおかつ息苦しさやのどのかゆみがある場合は、すみやかに受診してください。特に息苦しさがひどくなり、蒼白、意識混濁といった症状が現れてきた場合は、急を要します。

○スティーブンス・ジョンソン症候群・中毒性表皮壊死融解症スティーブンス・ジョンソン症候群・中毒性表皮壊死融解症は、アナフィラキシーショックと違い、服用後数日以内に起こることも1ヵ月以上経ってから起こることもあります。高熱(38°C以上)、目の充血、めやに、まぶたの腫はれ、目が開けづらい、唇や陰部のただれ、排尿・排便時の痛み、のどの痛み、皮膚の広い範囲が赤くなり、やけどのような水ぶくれなどの激しい症状が、比較的短期間に全身の皮膚、口、目の粘膜にあらわれます。症状が持続したり急激に悪化したりした場合は、速やかに受診することが大切です。

○喘息
解熱鎮痛薬を飲んでいて、息をするときゼーゼー・ヒューヒュー鳴ったり、息苦しいといった症状が現れたりした場合は、薬の副作用によって喘息になっている場合がありますので、受診するようにします。

痛み止め服用時の生活上での留意点

痛み止めを飲んでいるときは、飲酒は控えるようにします。解熱鎮痛薬の中には鎮静成分(ブロムワレリル尿素・アリルイソプロピルアセチル尿素)を配合しているものがあり、中枢抑制作用が増強して副作用が強く表れますので、中枢抑制作用のあるアルコールを一緒に飲んだり、車や機械の運転操作をしたりすることなどは控えます。
さらにアルコールには胃粘膜への直接障害や胃粘膜の血流を減少させる作用があるので、解熱鎮痛薬による胃腸障害を増強する可能性があります。

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