妊産婦・授乳婦にもお奨めの痛め止めは?

薬局マップ トップ > 最新記事一覧 > 妊産婦・授乳婦にもお奨めの痛め止めは?
更新日:2014年01月20日

妊産婦・授乳婦にもお奨めの痛め止めは?

妊産婦・授乳婦は、薬の使用に特に注意が必要です。妊婦では母体の生理的変化や胎児が奇形になるリスク等、授乳婦では母乳への薬の移行等がありますが、特に痛い止めでの注意点についてまとめてみました。

妊婦が服用できる痛み止めには何があるか

妊娠中は、ホルモンの変動によりさまざまな生理作用に変化してきていて、薬の代謝においても影響が出てきます。例えばカフェインの代謝は妊娠によって低下するという報告があります。妊婦は、妊娠初期の特に2ヵ月目は、胎児の器官形成時期にあたるため、痛め止めの使用は極力控えるようにします。また妊娠末期で母子ともに出血異常があらわれ、難産・死産となる可能性が高くなることが否定できないために、アスピリンやロキソプロフェンでは使用が禁止されています。それ以外の解熱鎮痛薬でも慎重に使用を検討する必要があります。
妊娠中、比較的安全なのはアセトアミノフェンと言えますが、胎児に奇形等の影響が出る可能性のある妊娠12週までの初期と、胎児の動脈が収縮を起こす可能性がある出産予定日12週以内の後期の服用は、念のため避けたほうが無難です。

授乳婦が服用できる痛み止めには何があるか

授乳婦で注意しなければいけないのが、薬の母乳への移行です。授乳婦の場合は妊婦とは異なり、授乳を避けるという対応策もあります。
多くの痛み止めやカフェインは授乳中に移行するため、服用する場合は授乳を控えるか、アセトアミノフェン単味の製剤を使うなどの工夫が必要です。
また、医師の治療を受けている人は、もともとの疾患の悪化を起こしやすくなったり、服用している薬との相互作用が出やすくなったりするケースがありますので、服用する際には相談することをお奨めします。

漢方薬だったら、妊娠・授乳期でも安心なのか

漢方薬といっても、妊婦や授乳婦に対するリスクは変わりありません。特にアセトアミノフェンと同様に、妊娠12週までの初期と出産予定日12週以内の後期の服用は、念のため避けたほうが無難です。
例えば、市販の漢方薬で高血圧に伴う頭痛に使われる桃核承気湯(とうかくじょうきとう)という処方は授乳婦には投与しないことになっています。さらに構成生薬の桃仁(とうにん)は、流産・早産のリスクがあると言われています。漢方薬でもきちんと相談するようにしましょう。
いつもの頭痛であれば、環境が原因している場合もありますので、まず横になってリラックスして、生活でストレスや不規則なリズムになっているものがあれば取り除き、マッサージやツボを押してみるとか、少し軽く冷やしてみるとかして様子を見ます。それでもおさまらない場合は、お医者さんに相談してみましょう。

【タグ】