市販の便秘薬の特徴とその配合成分

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更新日:2014年01月30日

市販の便秘薬の特徴とその配合成分

市販の便秘薬には、いろいろな成分が配合されていますが、自分にあった配合成分の市販薬を選ぶことが大切です。いつ飲んだらよく、飲んでからどのくらいで効いてくるのか等は成分ごとに知っておくと便利です。

便秘薬の市販薬成分の特徴について

市販されている便秘薬の成分を分けると大腸刺激性下剤・塩類下剤・膨潤性下剤・浸潤性下剤に大きく分けることができます。
大腸刺激性下剤には、センノシド・センナ・アロエ・ダイオウ等の生薬成分と、ビサコジル・ピコスルファートナトリウム等の成分があります。
センノシドをはじめとする生薬成分は、胃や小腸から吸収されず、大腸の腸内細菌によって代謝され、これが大腸の神経を刺激して大腸のぜん動運動を促すことで便を出していきます。
ビサコジルは結腸や直腸を刺激しますが、胃への刺激を避けるため、腸溶剤といって胃では溶けないよう錠剤にコーティングをするという剤形の工夫が施されています。
ピコスルファートナトリウムも大腸の腸内細菌で代謝されたものが大腸を刺激することでぜん動運動を促し便を出します。
塩類下剤は、酸化マグネシウム・硫酸マグネシウム・水酸化マグネシウム等の成分があり、腸から吸収されないマグネシウム塩等が増えることにより、腸の浸透圧が高まり水分が腸内に出て来て、腸内の水分量が大幅に増えることで便のカサが増して排便を促します。
膨潤性下剤は、カルボキシメチルセルロースやプランタゴ・オバタ種皮があり、食物繊維が水分を吸収をしてカサを増して、腸のぜん動運動を促し便を出します。
膨潤性下剤は、ジオクチルソジウムスルホサクシネートが知られていて、界面活性作用で便の表面張力を下げて便を出します。

便秘に使われる市販薬の作用時間と服用時期

便秘薬は、配合されている成分によって服用時間や効果が現れるまでの時間が違ってきます。服用時期に関しては、市販薬の場合は製品のパッケージや添付文書に記載されていますので守るようにしましょう。
市販の便秘薬の中で一番多いタイプの大腸刺激性下剤配合の便秘薬及び浸潤性下剤のジオクチルソジウムスルホサクシネートは、効果が現れるまで6~15時間になります。個人差やその時の体調によっても違ってきますが、就寝前に飲み、翌朝の排便効果を期待するという翌朝効果をねらった使い方が一般的になっています。
膨潤性下剤はそれよりも少し遅く、12~24時間の作用時間で就寝前や空腹時に多めの水で飲むようにします。これは食物繊維が水を吸って大腸を刺激するからです。
一方、塩類下剤成分は効き目が速く、硫酸マグネシウムでは1~2時間、酸化マグネシウムでは4~8時間になります。外用薬については、適宜使用し、浣腸薬は5分以内、坐薬は10~30分以内が目安になります。

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