市販されている便秘薬の賢い利用法

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更新日:2014年02月03日

市販されている便秘薬の賢い利用法

市販の便秘薬は、個人差や便秘の程度により効き目が人それぞれなので、用法・用量が幅記載になっています。従って便秘薬の賢い利用法は、いかに症状に合わせて服用する量を上手く調整していくかになります。

初回は最小量から、症状に合わせて効き目を調整

市販の便秘薬で多くの製品に使われているのは、センノシド・センナ・大黄等の生薬成分を中心とした大腸刺激性下剤で、大腸を直接刺激して排便を促します。しかし、大腸への刺激が大きいので、初めて飲む場合等では特にパッケージや添付文書に記載された用法・用量に従い、最小量から飲んでいきます。
便秘薬の用法は、「1日1回、1回1~3錠を就寝前(又は空腹時)に水又はぬるま湯で服用してください。初回は最小量を用い、便通の具合や状態をみながら少しずつ増量または減量してください。」のようなパターンになっていることが多く、1回1~3錠と幅記載になっているものの、初回は最小量を飲み、効き具合をみて以後増減して調整していくことになります。
便秘は個人差もあり症状によっても違います。多くの市販の便秘薬に使われている大腸刺激性下剤は効き目が出てくるまで6~15時間というものが多く、夜の就寝前や空腹時に飲んで、翌朝便が出るようになっています。従って、時間が経過しても便が出ないようであれば量を増やし、腹痛や下痢が起こるような場合は1回量を減らすなどの調整をしていきます。
またビサコジルを含有しているものは、腸で溶けるように錠剤がコーティングされていますので、牛乳と一緒に飲まないようにします。牛乳で飲むと、腸で働く薬が胃で働いてしまい、胃が刺激されることによる腹痛などが起こってしまう可能性があります。
大腸刺激性下剤で注意するところは、連用によって効果が弱まることで、刺激に身体が慣れてしまうと効き目が弱くなり、薬の量を増やしてしまったりします。大量に服用すると激しい腹痛を起こしたり、腸粘膜に炎症を起こしたりすることもありますので注意します。

膨潤性下剤を服用する際の注意

市販の便秘薬では、大腸刺激性下剤よりも作用が穏やかで習慣性(刺激による慣れ)が少ないとされているプランタゴ・オバタ種皮配合の膨潤性下剤もよく使われます。まずはいろいろなタイプの便秘に効く膨潤性下剤を試してみて、あまり効かないようであれば大腸刺激性下剤に変えるという使い方もあります。プランタゴ・オバタ種皮はもともとはインド医学の便秘治療薬として利用されていたようです。服用のポイントは、コップ1杯の水又はぬるま湯で飲むようにします。水が十分でない食物繊維が大腸でうまく膨らまず十分な効果が得られません。

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