胃腸症状・便秘に効く漢方薬について

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更新日:2014年02月04日

胃腸症状・便秘に効く漢方薬について

漢方胃腸薬と言われるように、胃腸症状に効能をもった漢方処方が多く市販されています。また便秘においても漢方製剤が多くそろっています。しかし漢方は体質に合ったものを選ばないときちんと効いてくれません。

市販薬の胃腸症状に効く主要な漢方処方

市販の漢方薬で胃腸症状に効く処方には、六君子湯(リックンシトウ)・人参湯(ニンジントウ)・安中散(アンチュウサン)・芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)・黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)・半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)・平胃散(ヘイイサン)等があります。
「六君子湯」は、胃腸の弱く食欲がない、みぞおちがつかえた感じがして疲れやすい、手足が冷えやすく胃下垂・胃腸虚弱・胃痛があるといった方に適した漢方処方です。作用としては、胃粘膜を保護し、消化管の働きを活発にして弱った胃腸の調子を改善します。幅広く使える薬で胃もたれ等によく使われます。
「人参湯」は、体力がなく手足が冷え、下痢等を伴う場合の胃腸虚弱・下痢・嘔吐・胃痛・腹痛・胃炎に用いられます。胃をあたため滋養強壮効果がありますので、胃腸が冷えた感じで調子の悪い時によく用いられます。
「安中散」は胃痛や腹痛があって、胸やけ・吐き気・食欲不振の症状があったり、神経性胃炎・胃酸過多等に用いられます。どちらかというとやせ気味で比較的体力がない人に使用します。
「芍薬甘草湯」は鎮痛・鎮痙作用にすぐれた漢方処方になっています。
「黄連解毒湯」は高齢者にも使いやすく体力が中等度以上で、のぼせぎみでイライラしやすい人の神経症や胃炎に処方されます。
「半夏瀉心湯」はみぞおちがつかえお腹が張る神経性胃炎等に、「平胃散」は胃がもたれて消化不良の場合に効果があります。

市販薬の便秘症状に効く主要な漢方処方

市販の漢方薬で便秘に効く処方もいろいろありますが、代表的なものとしては大黄甘草湯(ダイオウカンゾウトウ)・桂枝加芍薬大黄湯(ケイシカシャクヤクダイオウトウ)・麻子仁丸(マシンニンガン)・小建中湯(ショウケンチュウトウ)・柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)・加味逍遙散(カミショウヨウサン)・防風通聖散(ボウフウツウショウサン)等があげられます。
「大黄甘草湯」は比較的体力がある人向けで、便を出す作用が強い大黄を中心とした処方になっています。便秘・便秘に伴う頭重・のぼせ・湿疹・にきび・腹部膨満等に効果があります。
体力が中程度以下の場合は、便秘・腹部膨満によく効く「桂枝加芍薬大黄湯」が使われます。
コロコロして硬い便が出る痙攣性便秘には「麻子仁丸」が利用されます。
体力が弱く胃腸も弱い人は大腸刺激性の大黄を配合しておらず腸の調子を整える「小建中湯」がお奨めです。
不眠やイライラがある場合は、「柴胡加竜骨牡蛎湯」を使うこともあります。
「加味逍遙散」は、痙攣性便秘に有効で、不定愁訴の多い更年期の女性に適していて、また大黄が含まれていないので授乳中の方にもお奨めの漢方処方です。
「防風通聖散」は肥満で太鼓腹の人の便秘によく使われます。

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