病院で処方されるインフルエンザの薬とはどのようなものがあるか

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更新日:2014年02月12日

病院で処方されるインフルエンザの薬とはどのようなものがあるか

インフルエンザ検査薬は症状が出てから2日以内に服用すると有効であると言われていて、上手に受診するタイミングをとることが大切です。早すぎれば検出されず、遅すぎると薬が効きにくくなってしまいます。

インフルエンザで受診するタイミング

インフルエンザの治療では、病院やクリニックを受診するタイミングが大切です。あまり早く受診しても検査薬で検出できませんが、インフルエンザ薬の効果を考えると早めに薬を処方してもらったほうがよく効きます。インフルエンザにかかっているかどうかはインフルエンザの検査キットを用いて調べます。
製造メーカーでは、発症後8時間経てば、かなりの精度で結果がわかるとしていますが、12時間は経過したほうがよい結果が得られます。早すぎるとインフルエンザ陰性という結果が出てしまう可能性があります。
一方、インフルエンザ薬の効果は、症状が出てから48時間以降に服用しはじめた場合は、十分な効果が期待できません。発症して半日後ぐらいに病院に行くとよいでしょう。医療機関によっては、午後や翌日にもう一度来院して検査を奨められたりする場合もあります。

病院で処方される5つのインフルエンザ薬

病院で処方されるインフルエンザの薬は、A型及びB型に有効なものとして飲み薬のタミフルとリレンザ、吸入剤のイナビル、注射剤のラピアクタの4つがあります。
これはインフルエンザウイルスの増殖に関与しているノイラミニダーゼという酵素の働きを抑え、感染細胞からウイルスが遊離するのを止めることにより、他の細胞への感染・増殖を抑えることで、発熱・頭痛・筋肉痛・のどの痛み等のインフルエンザ症状に効いていきます。これらの薬はインフルエンザウイルスを殺しているわけではなく、増殖を抑えて症状を軽くしていきます。
インフルエンザ薬であともう1つ、A型のみに有効な飲み薬のシンメトレルがあります。これはA型インフルエンザウイルスの蛋白質と結合して、インフルエンザウイルスがヒトの細胞内にウイルスが取り込まれるのを抑えることで増殖を止めて効いていきます。

インフルエンザウイルスの薬剤耐性の問題

素晴らしいインフルエンザ薬が開発されていますが、薬剤耐性が問題になってきています。最近ではリレンザやイナビルは効くものの、タミフルやラピアクタが効かないタイプのインフルエンザが話題になりました。
薬剤耐性とはまさにインフルエンザ薬がきかなくなったウイルスです。これはインフルエンザウイルスが増殖していく過程で特定の遺伝子が変異することによって起こると考えられています。
幸いなことに現在ある5つのインフルエンザウイルス全てに耐性をもつものはまだ見つかっていません。インフルエンザ薬の多用は変異によりウイルス耐性のウイルスの原因にもなると言われていて、インフルエンザの予防では、ワクチン接種が基本になっています。