いろいろな成分が入っている市販の風邪薬

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更新日:2014年02月14日

いろいろな成分が入っている市販の風邪薬

市販の風邪薬は、薬のデパートと言われるくらいいろいろな成分が入っています。風邪をひくと、熱・頭痛・鼻水・咳・痰・筋肉痛等いろいろな症状が出てきますが、これらに効くために多くの成分が入っているのです。

多くの成分が配合されている市販の風邪薬

市販の風邪薬を買って、パッケージや添付文書の「効能・効果」を見てみると、「かぜの諸症状(のどの痛み、せき、発熱、鼻みず、鼻づまり、くしゃみ、たん、頭痛、悪寒、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和」と記載されています。
つまり風邪薬は風邪そのものを治すのではなく、風邪によって起こっているつらい症状をやわらげるための薬です。そして「かぜの諸症状」には11の症状が記載されています。中には、たんの効能がなかったりするものもありますが、「総合感冒薬」と言われているものは、11の症状が必ず記載されています。
風邪薬はこれらの症状を抑えるためにいろいろな成分が配合されているのです。熱を下げ頭痛を抑える解熱鎮痛成分、くしゃみ・鼻水・鼻づまりを抑える鼻炎薬成分、咳を抑える咳止め薬、痰を切る去痰薬等が配合されています。一つの薬の中に、解熱鎮痛薬・鼻炎薬・咳止め薬・去痰薬等が詰まっているともいえます。

風邪薬の熱を下げ、頭痛を抑える解熱鎮痛成分

風邪で最も多く現れる症状が発熱で、筋肉痛や関節痛を伴う場合もあります。こうした症状に効くのが解熱鎮痛成分です。かぜ薬で多く使われる主要な解熱鎮痛成分は、アセトアミノフェン、アスピリン、スイッチOTCされたイブプロフェンがあげられます。
アセトアミノフェンは、脳の痛みを感じはじめるボーダーラインを上げることで痛みを感じにくくし、体温調節中枢に働いて熱を下げます。アスピリンやイブプロフェン、イソプロピルアンチピリンは、炎症を起こし発熱や痛みの原因となるプロスタグランジンができないようにすることで、熱を下げ痛みをやわらげます。
これ以外にも、痛みを起こすブラジキニンを抑えるトラネキサム酸等が配合されます。

風邪薬の鼻炎症状をやわらげる抗ヒスタミン薬

風邪でうっとうしくつらいと感じる症状は、鼻水かもしれません。このつらい鼻水を抑えるために配合される成分の代表格が鼻水の原因となるヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン薬で、クロルフェニラミンやジフェンヒドラミン、クレマスチン、メキタジン、カルビノキサミン等の成分があります。また鼻づまりを鼻粘膜の毛細血管を収縮させて抑えるメチルエフェドリンやプソイドエフェドリンが配合されることもあります。

風邪薬の咳・痰を抑える咳止め・去痰薬

風邪で残りやすい症状に咳や痰がありますが、咳中枢に働き咳を抑える成分としてはジヒドロコデイン、デキストロメトルファン、ノスカピンが配合されます。さらにメチルエフェドリンには気管支を拡張させることで咳の症状を軽くする働きがあります。
去痰成分としてはアンブロキソールやブロムヘキシン等が痰の粘度を下げて痰を出しやすくするために配合されています。
その他、痰や鼻水の粘度を下げるリゾチームやブロメライン、消耗しがちなビタミンを補給するためにビタミンC等が配合される場合もあります。