風邪薬を使用するにあたって特に注意したい副作用とは

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更新日:2014年02月18日

風邪薬を使用するにあたって特に注意したい副作用とは

市販の風邪薬は、市販薬の中でも重篤な副作用を起こしやすく、アナフィラキシーショック、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、間質性肺炎、喘息の初期症状を理解しておくことは大切です。

解熱鎮痛成分に多いアナフィラキシーショック

アナフィラキシーショクは、突然蒼白になったり、意識の混濁がみられたりといったショク症状が現れてきます。これは風邪薬の成分による過敏反応で、多くの場合は薬を飲んでから30分以内に症状が出てきます。
症状としては皮膚の痒み、じんま疹、声のかすれ、くしゃみ、喉の痒み、息苦しさ、動悸、意識の混濁が現れてきます。特に蒼白・意識混濁・息苦しいといった症状がある場合は、緊急に病院に連絡するなどして対応してください。子供の場合は症状を正確に伝えることが難しかったりしますので、元気がなかったり、寝てしまったり、不機嫌になったりという症状も注意深く観察していきます。

皮膚粘膜眼症候群・中毒性表皮壊死融解症

皮膚粘膜眼症候群は、スティーブンス・ジョンソン症候群とも言われるもので、また中毒性表皮壊死融解症はライエル症候群とも言われ、ともに風邪薬に多い重篤な副作用です。38度以上の高熱、目の充血、目やに、瞼の腫れ、目が開けづらい、唇や陰部のただれ、排尿・排便時の痛み、喉の痛み、皮膚の広い範囲が赤くなるといった症状が持続したり、急激に悪化したりします。
アレルギー反応により起こるとされていて、薬を飲んでから2週間以内で起こることが多いのですが、1ヵ月以上経ってから起こるケースもみられます。ポイントは、38度以上の発熱があって、結膜充血や唇のただれ、多発する紅斑がある皮疹がある場合は、速やかに医療機関に相談することが大切です。両目に起こる急性結膜炎は皮膚症状と同時か半日~1日ほど早く現れます。

歩くだけで息苦しくなってくる間質性肺炎

間質性肺炎(かんしつせいはいえん)は、肺の先端にある袋の部分に炎症が起き、上手く酸素がとりこめなくなることから、呼吸が苦しくなったりするものです。息切れ、空咳、発熱の3つが主な症状で、進行すると歩くだけでも息切れを感じるようになります。発熱はない場合もあります。免疫反応が原因で、薬を飲んでから1~2週間で症状がでてきます。階段を登ったり、少し無理をしただけで息切れがしたり、息苦しくなるような場合で、空咳がある場合は注意が必要です。

風邪薬で起こることがある喘息とは

解熱鎮痛成分による副作用で、アスピリン喘息と言われます。特徴的な症状があり、薬を飲んでから短時間で鼻水や鼻づまりとともに、息をするときゼーゼー、ヒューヒュー鳴り、息苦しくなってきます。急速に悪化して意識がなくなる場合もあり、軽い場合は半日、重い場合は24時間以上続く場合があります。
合併症を起こさなければ、原因となった薬が体外へ排泄されれば症状が治まってきます。女性のほうが起こしやすく、通年の鼻炎症状がある人や成人になってから喘息を起こした人は、アスピリン喘息になる可能性が高くなっています。