市販の風邪薬の正しい飲み方とその留意点

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更新日:2014年02月24日

市販の風邪薬の正しい飲み方とその留意点

風邪薬は多くの成分が配合され市販薬の中では比較的副作用が多い薬です。薬の併用や服用期間等いろいろと注意しなければいけない点があります。賢く正しい使い方でうまく使用することが大切です。

風邪薬を飲む際にやってはいけないこと

風邪薬を飲む際には、やってはいけないことがいくつかあります。まずは他に風邪薬・解熱鎮痛薬・咳止め・鼻炎薬等を飲んでいる場合は服用しないようにします。
例えば、花粉シーズンで鼻炎薬を飲んでいたとすると、風邪薬の中にも鼻炎薬成分が配合されているので、抗ヒスタミン剤等の鼻炎薬成分を倍量飲んでしまうことになるからです。生理痛等で痛み止めを飲んでいる場合も、解熱鎮痛成分が配合されていて重なるので余分にとってしまうことになります。
こうした場合は、まずは風邪のつらい症状を抑えるのを優先させ、鼻炎薬や解熱鎮痛薬の服用を一時的に止めます。風邪薬に入っている鼻炎薬成分や解熱鎮痛成分で十分鼻炎や頭痛に効果があります。ただし、風邪薬は多種類販売されていて、中には併用してもかまわないものもありますので、説明者をチェックしたり、薬局に相談したりしてみるのもよいでしょう。
風邪薬を飲むときは、必ず水又はぬるま湯で飲むようにします。飲んでる間は、お酒等は控えてください。解熱鎮痛成分の副作用である胃腸障害が起こるリスクが高くなります。アセトアミノフェンにおいては肝機能悪化が起こりやすくなります。さらに鼻炎薬成分の抗ヒスタミン薬が入っているので、眠気や注意力散漫といった症状がより強く現れてしまいます。
風邪漢方の葛根湯等は別として、ほとんどの風邪薬には鼻水を抑えるために抗ヒスタミン薬が配合されていますので、眠くなります。「眠くなりにくい」と表示している製品もありますが、眠くならないわけではありませんので、風邪薬を飲んだあと自動車や機械の運転はしないようにしてください。
また長期間服用しないようにします。製品によっては「5日間を越えて服用しないでください」などの具体的な期間が注意に書かれています。風邪の場合は通常症状の改善が1~2日で見られるため、5~6回服用しても症状の改善が見られない場合は、別の病気などの可能性もありますので、病院を受診するようにします。

空腹時には飲まないようにする風邪薬

風邪薬は、漢方薬等を除いて基本的には食後に飲むようにします。空腹時に風邪薬を飲むと、胃腸障害の副作用が起きやすくなるからです。風邪薬には解熱鎮痛成分が含まれていて、痛みや発熱を引き起こすプロスタグランジンの生成を抑えることで発熱や頭痛に効果を発揮します。ところがこのプロスタグランジンは胃粘膜防御効果もあるので、風邪薬を飲むと胃粘膜防御効果が弱くなってしまいます。そして薬が胃粘膜に直接刺激を与えてしまうため胃腸障害が起こりやすくなります。空腹時だと胃粘膜が薬の刺激を直接受けやすくなってしまいますので、胃腸障害の副作用が起こりやすくなってしま