乗り物酔いをしてしまう体のしくみ

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更新日:2014年04月24日

乗り物酔いをしてしまう体のしくみ

家族そろってのレジャー、友達との旅行、恋人とのドライブ、でももしそんな時に乗り物酔いになってしまったら、楽しい気分も半減してしまいます。この乗り物酔いですが、どうして起こってしまうのでしょうか。

乗り物酔いになったときの特徴的な症状

乗り物酔いになると様々の症状が体に出てきます。むかつきやため息、生あくび等が出てきてだんだんと無気力な感じになっていき、倦怠感や胃部不快感を訴えるようになります。やがてめまいや生唾が出てくるようになり、頭痛が起こってきます。そして生唾が出るような状態が続いた後、突然嘔吐します。この症状の移り変わりは、乗り物酔いが段階的に進行していることから起こってくるものです。

段階的に進行していく乗り物酔い

乗り物酔いは大きく分けると3段階で進行していきます。まずは乗り物の上下左右の振動等で回転加速度や傾きにより、内耳が刺激されて眼球運動が起こります。体の平衡感覚を司っている内耳の三半規管と眼球運動による視覚からの情報が一致しなくなりズレが生じます。そうするとそれに対して違和感を感じるようになり、生あくびや倦怠感、胃部不快感が起こります。乗り物酔いになると自律神経の働きが不安定になるため、胃のぜん動運動も不規則になり、胃部不快感が起こると考えられています。
次にこの違和感は大脳に伝えられ、めまいや生唾、頭痛といった症状に発展していきます。そして刺激を受けた大脳の命令により、ホルモンが異常分泌を起こし、自律神経の働きがさらに不安定になり、嘔吐中枢が刺激されます。その結果、生唾が続いた後の突然の嘔吐につながっていきます。

乗り物酔いで嘔吐するまでの徴候と予防

乗り物酔いにならないように前もって予防するには、乗り物酔いの薬を乗り物に乗る30分から1時間前に飲んでおくとよいでしょう。もちろん、薬を飲む以前に、服をしめつけないとか、リラックスして呼吸をゆったりとするなど工夫も大切です。普段からよく乗り物酔いをするという人は、長時間乗り物に乗るような場合は、予防策としていろいろな対応をしておくことがお奨めです。
また乗り物酔いは、いきなり嘔吐してしまうのではなく段階的に進行します。生あくびが出て倦怠感があるといった、めまいや生唾が出てくる前の段階を察知することができれば、気をまぎらわすとか、安静にラクな姿勢をとるとか、休憩できるのであれば休憩するなどの対策があります。
また乗り物酔い薬は、予防だけでなく乗り物酔いの症状が出てきてからも効いてくれます。できれば生唾やめまいがでてくる前の早めのうちに気づければ、より効果的に利用できます。