つらい二日酔いの症状はなぜ起こるのか

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更新日:2014年05月22日

つらい二日酔いの症状はなぜ起こるのか

お酒をよく飲む方は一度や二度は経験がある二日酔いですが、頭が痛い、胃がむかついていて吐き気がする、なんとなく体がだるい等の症状が現れてきます。

二日酔いになるのはアセトアルデヒドのせい

二日酔いの原因は、アルコールではなくてアルコールが体の酵素によって分解してできたアセトアルデヒドという成分のせいです。私たちがお酒を飲むと体の中で3段階で代謝されていきます。まず第1段階としてエタノールからアセトアルデヒドヘ分解されます。このときアルコール脱水素酵素(ADH)という酵素が関与します。そして第2段階は、アセトアルデヒドから酢酸へ分解されるのですが、この時に働くのがアルデヒド脱水素酵素(ALDH)です。第3段階は酢酸が炭酸ガスと水に代謝される段階です。
飲みすぎなどで第1段階がうまくいかないと、体内にアルコールがたまり急性アルコール中毒になってしまいます。第2段階がうまくいかないと、毒性が強いアセトアルデヒドが体内にたまってしまいます。このアセトアルデヒドが悪さをすることで、頭痛・吐き気・だるさ等の二日酔い症状が起こってきます。つまり二日酔いは、アルコールが分解してできたアセトアルデヒドがうまく分解できず起こっている一時的なアセトアルデヒドによる中毒症状と言えます。一番の予防策は飲みすぎないということになります。

お酒を飲むと赤くなりやすい人と二日酔い

お酒を飲んで顔が赤くなることを「フラッシング」といい、赤くなる人を「フラッシャー」、赤くならない人を「ノンフラッシャー」と言います。
二日酔いの原因であるアセトアルデヒドを分解してくれる体内酵素であるアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の中で特に重要なのはALDH1とALDH2で、速やかにアセトアルデヒドを分解するのはALDH2になり、ALDH2*1とALDH2*2(不活性型)の2種類があります。私たちはこの二種類のうちどちらかを一つずつ両親から受け継いでいます。
両親からALDH2*1を引き継いだ場合がお酒に強い人で全体の45%、両親からALDH2*2を引き継いだ場合がお酒をまったく飲めないいわゆる下戸となり全体の10%になります。残りはALDH2*1とALDH2*2を引き継いだ人で飲めなくはないがすぐ顔が赤くなり強くはないということになります。
すぐ赤くなるということは、アセトアルデヒドを速やかに分解できないということになりますので、二日酔いの症状が出やすいことにもつながります。顔がすぐに赤くなる人は、顔が少し赤くなってきたら控えるといった予防策もいいかもしれません。

つらい二日酔いってどのくらいしたら抜けるの?

二日酔いになるまで飲んでいるということは飲酒量が多くなっているので、体内からアルコールがすべて分解されて抜けるまでにはかなり時間がかかると思ったほうがよいでしょう。3時間くらい経てば大丈夫だなどと思い、実際に検知されてしまったという例もあります。飲んだ量にもよりますが、通常は7~8時間、長ければ10時間以上かかることも考えておかなければいけません。
二日酔いになると、なんかすっきりしない感じがし、体が重だるく、ひどいと吐き気がしたり頭痛がしたりめまいや軽い脱水症状になるケースもあるので、予防策は、翌日に影響することがない適量を知り、適量を飲むことを心掛けるのが一番です。