痛みに用いる外用剤形の使い分け

薬局マップ トップ > 最新記事一覧 > 痛みに用いる外用剤形の使い分け
更新日:2014年06月02日

痛みに用いる外用剤形の使い分け

打ち身やねんざ・筋肉痛等、痛みに用いる外用剤にはいろいろな剤形があります。外用の痛み止めを選ぶ場合、パップ剤、ゲル剤、ローション剤、スプレー等の剤形は商品を選ぶ際の1つのポイントになります。

痛みの強さや患部によって使い分ける外用剤

ゲル・ローション・クリーム・スプレーといった外用剤ですが、特にこういった場合にはゲル、こういった場合にはスプレーといったような決まりはありません。
しかし、急性期の強い痛みはゲルやローションが、慢性的な痛みにはマッサージすることができるクリームがお奨めです。
ゲルはゲル化剤の高分子ポリマーが皮膜を作り、有効成分の吸収に優れているので、比較的痛みが強く患部が広い時に適しています。
ローションは手を汚さず広範囲の患部に使用することができ、べとつかないなどの使用感の良さもあります。
クリームは擦り込むように使うため、マッサージしながら使ったほうが良いような慢性的な患部に適しています。
スプレーはとりあえず応急処置的に冷やしたい場合や、手が届きにくいところ、患部が広い場合等に適しています。
各剤形の長所を活かしながら使い分けていくのが、賢い外用剤の使い方です。

鎮痛剤を含んだ痛み止めの貼り薬

痛い部分に貼る貼り薬には、冷却を主にしたもの、温感を持っているもの、鎮痛消炎剤が配合されているもの等があります。また貼り薬には、パップ剤とプラスター剤があります。見た目でいうと、水分を多く含んでいる比較的厚い素材でできているのがパップ剤、脂溶性の高分子からできている薄い資材のものを使っているのがプラスター剤となりますので、違いはすぐに分かるかと思います。
外用剤には、他にゲル・ローション・クリーム・スプレー等がありますが、あまり動かさないところである腰や肩の痛み、痛みが長く続いているような時は、薬剤が服に着きにくく安定した効き目を発揮できる貼り薬も一つの選択肢になります。肘や膝等のよく動く部分を冷却しながら治療したい場合は、パップ剤に切り込みを入れて貼るとはがれにくくなります。

痛み止めの外用鎮痛剤のお奨めの使い分け

痛み止めの外用鎮痛剤は、その剤形の特徴からお奨めのケースがあります。痛みが急性の場合は、冷却効果や清涼感があるゲル・ローション・スプレーやパップ剤を、慢性の痛みには刷り込みながらマッサージができる軟膏・クリームやはがれにくいプラスター剤がお奨めです。
捻挫や腱鞘炎は、クリーム・ゲル・ローションやパップ剤がお奨めです。貼り薬には冷感のものと温感のものがありますが、一般的には急性で熱をもったものには冷感、慢性的な痛みが腰にあるようなものには温感のものを使いますが、実際に使ってみて心地良いものを利用するとよいでしょう。