スポーツによる打身・捻挫等の外傷痛のRICE療法とは

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更新日:2014年06月26日

スポーツによる打身・捻挫等の外傷痛のRICE療法とは

筋肉痛はよくスポーツの後で起こったりします。外傷による痛みはスポーツ時の筋肉痛と同様に急性期の痛みとして薬での治療の前にRICE療法を行うことが有効であると言われています。

急性炎症による外傷や筋肉痛のRICE療法

通常の肩こりや筋肉痛は、ストレッチをしたり体を温めたり、休息をとったり、血行をよくするため入浴やマッサージ等がよく奨められたりします。一方、スポーツでは軽い筋肉痛では済まず、打身や捻挫といった外傷痛・筋肉痛を起こしてしまうことがあります。そのような場合は、外用鎮痛剤を使う前にRICE(ライス)療法と呼ばれる応急措置を行うと、患部の炎症や腫れが軽減でき効果的であることがわかっています。
RICE療法とは、R(安静:Rest)・I(冷却:Icing)・C(圧迫:Compression)・E(挙上:Elevation)の頭文字をとったものです。つまりスポーツ等による外傷による痛みのケアは、薬でのケアより前の早い段階で、安静(寝たきりになるとかではなく痛みが起こらず活動性が担保できる程度の安静)・冷却(15~20分程度、アイスパックで患部を冷やす)・圧迫(包帯を巻くなどして患部を圧迫する)・挙上(できるだけ長く頻繁に心臓より高い位置に患部をもってくることにより内出血した血液が患部に集中するのを防ぐ)といった処置が望ましいです。

お薬治療前のRICE療法での注意点

外用鎮痛剤等で手当する前に行うRICE療法ですが、注意点があるので頭に入れておく必要があります。
まずは「R:安静」ですが、どのくらいの安静期間必要なのかは、損傷やケガの程度によって異なってきます。必要に応じてテーピングや副木などにて、損傷部位が動かないように固定します。捻挫等で医療機関を受診するといろいろと処置を行ってくれますが、捻挫してしまい医療機関を受診する前の急性期での処置は、その後の回復に要する時間等にも大きく影響してきますので、適切な処置が大切です。
「I:冷却」については凍傷を起こすことがあるので冷やしすぎに注意します。氷は直接あてずに、患部をタオルなどで包んでから行うようにします。
「C:圧迫」は、強すぎると血行が悪くなり神経も圧迫してしまうことがあります。患部がしびれたり青くなるなどしたら一旦中止します。
「E:挙上」は、患部が手足の時は、椅子・クッション・枕等に患部をのせます。

RICE療法後、早めに病院に行くべきケースとは

RICE療法(応急処置)が終わったら、早めに医療機関を受診したほうがよいかどうかを判断します。痛みが強く治まらない、動かせない、立ったり歩いたりできない、腫れがどんどんひどくなってきている、変形しているといった場合は、市販のパップ剤等を貼って終わりではなく、できるだけ早めに整形外科やスポーツ医を受診するとよいでしょう。
また数週間しても痛みが残っていたり、スポーツ中に痛む場合で気になったり不安になったりする場合も、受診することをお奨めします。