かゆい乾燥肌には、抗ヒスタミン剤

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更新日:2014年09月01日

かゆい乾燥肌には、抗ヒスタミン剤

スキンケアに関しては、乾燥肌なのか脂性肌なのか、滑らかさや弾力はどうか等の肌のコンディションとともに、湿疹があるかどうか、かゆみがあるかどうかが治療法を決める重要な要素になっています。

肌の乾燥によってかゆみが起こるしくみ

乾燥肌でかゆみが起こるしくみについては次のように考えられています。肌が乾燥すると皮膚のバリア機能が低下してしまいます。そうすると刺激物質やアレルゲン物質が侵入しやすくなり、肌の下の真皮にあるかゆみの神経や、かゆみの元となるヒスタミンを出す肥満細胞が刺激されます。刺激された肥満細胞等からヒスタミンが放出され、かゆみを感じるようになります。
つまり乾燥肌によるかゆみは、かゆみに対する対症療法として抗ヒスタミン剤の塗り薬を利用するとともに、乾燥し機能が低下した肌のバリア機能を回復させてやらなければなりません。アトピー性のものに関しては、皮疹があってかゆみが出てきますが、皮疹がないのにかゆいといった場合は、老人性乾皮症などによる皮膚のかゆみの可能性があります。

かゆみに効く抗ヒスタミン剤を使った方がよい場合

肌が乾燥している場合には、いろいろな症状が現れてきます。一般の乾燥肌、乾燥刺激肌、アトピー性皮膚炎、老人性乾皮症、手・指の荒れ、角化症があります。この中でかゆみを抑える抗ヒスタミン剤の使用が良いとされるのが乾燥刺激肌です。乾燥を防ぐには化粧水等でしっかりと保湿ケアすることも大切です。湿疹・皮膚炎では肌に炎症が起きているので、ステロイド剤やウフェナマートやブフェキサマクといった抗炎症薬の塗り薬などが使われますが、肌の乾燥による刺激によって起こっているかゆみ、湿疹や皮膚炎があまりひどくないがかゆみがあるものには、保湿成分や、ジブカインやリドカインといった肌周辺の知覚神経の興奮を遮断し麻痺させることでかゆみを抑える局所麻酔成分に加えて、抗ヒスタミン剤が入ったものなどが用いられます。

肌のかゆみに用いられる抗ヒスタミン剤

肌にかゆみがある場合に用いられる抗ヒスタミン剤は、クロルフェニラミンやジフェンヒドラミンがあります。皮膚の表面から浸透していき、ヒスタミンが神経を刺激するのを抑えることによってかゆみを鎮めます。市販の塗り薬には、リドカインにジフェンヒドラミンを配合したもの、さらに保湿効果にすぐれたヒアルロン酸を配合したもの等が販売されています。肌が乾燥しているが皮膚炎や湿疹がなかったり、それほどひどくなかったりした場合は、ジブカイン又はリドカインにクロルフェニラミン又はジフェンヒドラミンが配合された塗り薬がお勧めです。