肌荒れを予防する化粧品と医薬品の違い

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更新日:2014年09月08日

肌荒れを予防する化粧品と医薬品の違い

化粧品・薬用化粧品(医薬部外品)の効能には、「肌荒れを防ぐ」という効能が認められています。これらと肌荒れに効く医薬品との違いや使い分けはどのようになっているのでしょうか。

肌荒れが起こってくるメカニズム

肌荒れは、様々な原因によって起こってきます。精神的なストレスが原因の場合もありますし、肝臓の機能が低下したり、便秘などによっても起こりますし、夜更かしなどの生活習慣の乱れなどでも起こってきます。
ストレスの場合は、脳がストレスを感じると副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)と呼ばれるホルモンが分泌されます。このホルモンの働きによって、副腎から副腎皮質ホルモンの分泌量が増加してきます。副腎皮質ホルモンの分泌量が増加すると血糖値が上がったり、脳や筋肉の働きが高まったり、心拍数が上がったりしてストレスに対抗しようとするように体が反応します。一方、副腎皮脂ホルモンには免疫抑制作用があり、これにより肌の新陳代謝機能も低下し、肌のターンオーバーが遅れたり、皮脂が過剰に分泌されたり、紫外線によって起こるメラニンの増加を起こし、肌荒れを起こしてしまいます。

化粧品効能の肌荒れと医薬品効能の肌荒れ

化粧品のパッケージにも、医薬品のパッケージにも「肌あれ」という言葉が出てきます。しかし言葉としては同じ「肌あれ」ですが、化粧品の場合と医薬品の場合ではその指している範囲が微妙に違います。化粧品の効能は「肌荒れを防ぐ」となっていて肌荒れの予防効能になっているのに対し、医薬品は肌荒れを緩和するという緩和効能になっています。
医薬品でいう肌荒れは、肌の表面に炎症がある状態で肌が荒れているということを指していますが、一般化粧品や薬用化粧品(医薬部外品)でいう「肌荒れ」とは、外観的に皮膚表層の角質層の乾燥や粉をふいた状態であり、その原因は乾燥・紫外線・寒冷・肌に対する物理的や科学的な刺激になっています。

化粧品によく使用される肌荒れ予防に対する成分

肌荒れを防ぐという観点からいくと、肌の乾燥を防ぐ保湿剤、紫外線から肌を守る紫外線カット剤なども肌荒れを防ぐことに貢献します。さらに化粧品には、グリチルレチン酸・グリチルリチン・アラントイン・アズレンなどの抗炎症作用がある成分があります。さらに皮膚に対する刺激による肌荒れには、肌表面のプロテアーゼ(蛋白質分解酵素)が深く関与しています。プロテアーゼは、肌表面のプラスミノーゲンを肌荒れ誘発因子として知られるプラスミンに変換して肌荒れを起こしますが、このプロテアーゼの働きを抑える成分として、トラネキサム酸が利用されています。