化粧品に含まれているいろいろな保湿成分

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更新日:2014年09月25日

化粧品に含まれているいろいろな保湿成分

化粧品には肌にうるおいを与える等の作用があり、疾患を伴わない乾燥肌や敏感肌等に広く使われています。肌の水分保持作用は容易にその機能を失いやすいのでスキンケアが大切になります。

肌にうるおいを与える天然保湿因子成分

肌にうるおいを与えることは化粧品の重要な役割の1つで、肌の水分を補う保湿成分としては肌の生体成分と同じ成分や類似した成分が多く利用されています。肌のMNF(天然保湿成分)の構成要素としてはアミノ酸・ピロリドンカルボン酸・乳酸等の成分があげられます。肌の奥にある真皮層に関連が深いものとしては、バイオテクノロジーの進歩により肌によくなじみ水分保持効果が高いヒアルロン酸・コンドロイチン硫酸などのムコ多糖類が配合されるようになってきています。

天然保湿成分以外にもいろいろある保湿成分

昔からなじみがある保湿成分としては、グリセリン・プロピレングリコール・ブチレングリコール・ソルビトールといった多価アルコール類があります。これらは水分を保持する働きだけでなく、使用感にも大きな影響を与えています。可溶性コラーゲン・エラスチン・ケラチン等の蛋白質加水分解物や、キチン・キトサン等も保湿成分として利用されています。
なかでもグリセリンはもっとも古くから現在にいたるまで使用されてきた保湿成分で、吸湿性に優れ無色・無臭の粘性の液体です。皮膚に対する柔軟剤としての側面もあり、化粧品や塗り薬ののびやスベリをよくする基剤としても使用され、肌にしっとり感を与えます。
しかし、外界の乾燥に影響を受けやすく、乾燥した季節に高濃度のグリセリンを使用すると、肌の水分を逆に吸収してしまい肌荒れの原因になることもあります。ヒアルロン酸と一緒に組み合わせると保湿効果が高まり、薄い皮膜をつくり外界の乾燥の影響を受けにくくなり、しっかりと保湿作用を発揮します。

バリア機能を維持し、水分保持に欠かせないセラミド

昔からなじみがある保湿成分としては、グリセリン・プロピレングリコール・ブチレングリコール・ソセラミドは、バリア機能の維持をして水分をしっかり保持するため、保湿成分・肌荒れ防止成分として利用されています。セラミドは、肌のバリア機能や水分維持に非常に重要な働きをしていて、肌の水分維持に関しては天然保湿因子や皮脂よりも重要な成分です。
セラミドにはいくつかの種類があり、化粧品の成分をみてみるとセラミド1、セラミド2といったように後ろに数字がついています。セラミド1は、肌の弾力性や細胞間の結合性の改善効果があり乾燥肌向けのスキンケアに適しています。セラミド2は水分保持作用にすぐれ、肌荒れ防止や保湿の目的で使用されます。肌のバリア機能に重要な役割を果たし肌を保護するものとしてセラミド3、セラミド4、セラミド5があります。