赤ちゃんの肌を拭く清浄綿とはどのようなもの?

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更新日:2014年11月24日

赤ちゃんの肌を拭く清浄綿とはどのようなもの?

清浄綿は、赤ちゃんの肌を拭いたり、おむつ交換のときのおしりを拭いたりといった場合に使う衛生用品です。似たようなものに脱脂綿、ウエットティッシュ、紙おしぼり、消毒綿などがあります。

清浄綿にはアルコールは含まない

清浄綿は、脱脂綿に薬を浸み込ませて密封したもので、おむつを交換するときにおしりをきれいに拭いたり、赤ちゃんの肌や口の周り拭いたり、生理時や出産後の局部をきれいに拭いたり、目の周りをきれいに拭いたりといったように清浄の目的で使用されます。
清浄綿の原料に使われている脱脂綿は、以前は日本薬局方に収載されていて医薬品の扱いになっていましたが、現在では医療機器になっています。その医療機器である脱脂綿に、殺菌消毒薬であるグルコン酸クロルヘキシジン0.02%又は塩化ベンザルコニウム0.01%等の薬液を染みこませることによって清浄綿となりますが、清浄綿は薬事法で医薬部外品に分類されます。通常は高圧蒸気滅菌処理されていて、開封しない限り無菌状態になっています。
清浄綿は医薬部外品として基準があり、清浄綿の成分としてアルコールは認められていません。したがって清浄綿はアルコールを含んでおらず、薬液も低濃度の殺菌消毒剤の清浄目的のものなので、目の周りにも使うことができます。

清浄綿と消毒綿の違いは、消毒成分濃度と効能

清浄綿と非常によく似たものに消毒綿があります。ウェットティッシュや紙おしぼりとの違いは、もちろん薬液にエタノールが使われることもあるといった点での違いがありますが、脱脂綿が使われているかどうかということが根本的な違いになります。
しかし、消毒綿は脱脂綿が使われているので、見た目だけからは清浄綿と消毒綿を区別することは難しくなっています。この「清浄綿」と「消毒綿」の違いはどこにあるのかというと、効能・効果と薬液になります。
清浄綿は、清浄と清拭を目的としていて、効能も「乳児の皮膚・口腔の清浄・清拭、授乳時の乳首・乳房の清浄・清拭」となっています。
一方、消毒綿は、高濃度の殺菌消毒剤が配合されていて、効能も消毒効能として「手指・皮膚の洗浄・消毒、創傷面の洗浄・消毒」といった効能が取得されています。

清浄綿を安心して使うために知っておきたいこと

清浄綿を使う時の注意としては、開封後はなるべく速やかに使うようにします。滅菌されていますので、開封するまでは滅菌状態になっています。しかし、開封後放置するに従い、薬液が乾燥したり、微生物による汚染の可能性がありますので、特にデリケートな赤ちゃんの肌の清浄に使うときは、半分だけ使って残りを翌日にというような使い方はしないようにします。
薬液は非常に低濃度の消毒剤で、使用によりかぶれることはまずありませんが、拭くときに強くこすったりすると、赤くなることがあります。もしなかなか赤味が引かないようであれば、薬局等に相談するようにします。