雑貨品と医療機器がある綿棒の種類と注意点

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更新日:2014年12月01日

雑貨品と医療機器がある綿棒の種類と注意点

私たちが耳を掃除する時の綿棒は、雑貨品としてコンビニやスーパーでも買えますが、「抗菌」や「滅菌済み」といった製品も出てきています。それ以外にも医療機器になっている綿棒もあります。

いろいろな種類があり、使い分けられている綿棒

まずは綿棒の定義ですが、「紙軸・プラスチック軸・木軸の片側又は両面に綿体(脱脂綿)を接着したもので、清浄・清拭を目的に使われるもの」ということになります。一般用綿棒以外に、医療現場で菌・ウイルスの摂取等に使われる医療用綿棒や、精密電子機器を作成されている工業用綿棒があります。
綿棒は1923年、米国で爪楊枝に脱脂綿を巻きつけることで発明され、日本では1965年に初めて正式に製造されました。
綿棒の綿球の部分ですが、より汚れが取れやすいのように綿体に凹凸をつけたスパイラルタイプや、取れた汚れを見やすくする黒い綿棒、口腔ケア用に少し大きめの綿体のもの、耳鼻科用として綿体部分が細いものなどがあります。
また、ベビー用綿棒もあります。普通の綿棒の綿径は5mm程度ですが、赤ちゃんの耳や鼻に合わせて、綿径が3mm程度になっています。赤ちゃんの耳の汚れ等を取るときは、あまり綿棒を奥まで入れず、手前の汚れのみを取るようにすると良いでしょう。汚れは自然と外に出てくるようになっています。

雑貨品だがしっかり品質管理されている一般用綿棒

一般用綿棒に関しては、業界で安全衛生自主基準が出されていて、使用する接着剤の成分は、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体、カルボキシメチルセルロースナトリウムのいずれかが使われています。
さらに、抗菌加工する際の抗菌剤の種類等について細かく規定があります。一度何らかの用途に用いた繊維は使用しないといったことをはじめ、綿体の先端と軸先端との距離は1mm以上にし、綿体に覆われない軸の部分は40mm以上あることのほか、軸に500gの重りを吊しても30秒間軸から綿体がとれないといった試験から、一般生菌数の許容範囲までが示されています。

綿棒の表示と注意事項

一般用綿棒は、滅菌済製品には「滅菌済み」の表示がされます。滅菌法にはEOG(エチレンオキサイドガス)滅菌や、熱電子の放出によるEB(電子線)滅菌があります。製品表面における細菌の増殖を抑制することができる抗菌加工製品は、抗菌剤の種類や抗菌加工部位等を記載します。もちろん入り数や原産国表示も行われます。
主な注意としては、鼓膜や粘膜を傷つける恐れがあるので耳や鼻の奥まで入れない旨、子供だけでの使用はしない等の注意があります。一般用綿棒はメイクにもよく使われたりします。使用する人、使用目的によって軸の長さや太さ、綿体の形状等異なった製品がありますので、自分の目的を理解し、一番合いそうなものを選ぶところからはじめてみましょう。