救急絆創膏は医薬品・医薬部外品・医療機器のどれ?

薬局マップ トップ > 最新記事一覧 > 救急絆創膏は医薬品・医薬部外品・医療機器のどれ?
更新日:2014年12月08日

救急絆創膏は医薬品・医薬部外品・医療機器のどれ?

ほとんどの人が1度は使ったことがある救急絆創膏ですが、実は薬事法では医薬品・医薬部外品・医療機器の3種類のものがあります。これらにはどのような違いがあって、どう使い分けるのでしょうか。

医薬品・医薬部外品・医療機器の救急絆創膏の違い

日本では年間一人当たり30枚程度使われている救急絆創膏ですが、家庭によく常備されている救急絆創膏の大半は「医療機器」の救急絆創膏です。これはパッド部分に薬剤を使っておらず、傷口を消毒した後に患部を保護する目的で使用されるものです。パッケージに「一般医療機器 救急絆創膏」と記載されているので区別することができます。
医薬品と医薬部外品は、パッド部分に使われている薬剤や効能によって区別されます。通常の傷に用いられるものとしては、アクリノールや塩化ベンザルコニウムが用いられますが、これらは指定医薬部外品になります。皮膚表面の角質をやわらかくし、魚の目やたこ・いぼに用いられるサリチル酸を使ったもの等は医薬品になります。

救急絆創膏に使われている素材の特徴

救急絆創膏の素材には、いくつかの種類があります。伸び縮みがよく、肌にピッタリフィットし、通気性にも優れていることからよく使われる素材に、ウレタン不織布があります。ウレタンフィルムは抜群の防水性があり、傷口が蒸れにくくなっていて、水仕事をよくする人にお奨めの素材になっています。
救急絆創膏の粘着剤は、すぐに剥がれてしまうようだと使いにくいですし、粘着力が強すぎても剥がす時に肌表面の角質をはぎとってしまいますので、適度な粘着力が必要になってきます。粘着剤として使われるのは、アクリル系・シリコーン系・ゴム系のものがあります。主流になっているのはアクリル系で透明性・耐熱性等にすぐれています。シリコーン系も耐熱性・耐寒性・耐薬品性があります。ゴム系は粘着性の調整がしやすい特徴がありますが、ゴムに対して過敏症がある方には使えません。ゴム系のものを使っている場合は、ゴムに対する過敏症の注意が記載されています。

救急絆創膏を使うにあたってのいろいろな注意事項

すり傷、切り傷、さし傷、かき傷、靴ずれ、創傷面の消毒・保護に効能を持つ指定医薬部外品の救急絆創膏ですが、その貼り替えるタイミングはパッド部分が濡れたり、汚れてきた時になります。濡れたりすると蒸れの原因にもなり、細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
パッド部分にアクリノールを染みこませている救急絆創膏を利用する時は、消毒薬にヨードチンキを使わないようにすることが大切です。ヨードチンキはアクリノールの消毒効果を弱めてしまいます。また過去にアレルギーを起こしたこがある人、使用して発疹・発赤・かゆみが表れた場合は、使用を止め薬局等で相談し別のものを検討するようにしてください。