ダイエット製品の薬事法等での壁の存在

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更新日:2014年12月22日

ダイエット製品の薬事法等での壁の存在

日本人のダイエットに対する関心は非常に高く、いろいろなダイエットグッズが販売されています。中でも健康食品等では多くのダイエット製品がでています。しかしこれらの製品には表示・広告上の規制があります。

薬事法ではタブーとされているダイエット表現とは

ダイエット関連の健康食品等はたくさん販売されていますが、ダイエット関連製品では薬事的に言ってはならないことが、厚生労働省から出された通知等によっても示されています。
まずは、特定部位が改善するような内容のことは言えませんので、「ウエストが細くなる」とか「部分やせします」といった表現はできません。さらに身体の組織に栄養を与えるような表現や薬理的作用により痩身効果があると思われるような表現は不可とされているので、「脂肪燃焼作用」や「腸内を活性化する」と言った表現はNGになります。もちろん「便秘解消」「腸を整える」といった表現は、便秘薬や整腸薬との誤認を招くことから使用できません。

薬事法の壁を乗り越えるためにされている工夫

ダイエット食品には、薬事法の壁を乗り越えるために、その製品表示や広告においていろいろな工夫がされています。
たとえば「ウエストが細くなる」とは言えませんが、スマートな人のイラストを載せて、「毎日すっきり」「キレイな毎日に」というような表現をしています。スッキリは味がスッキリ味なのか、痩せてスッキリなのかわからない表現をしていますし、食品は「美容」までなら表現できることから「キレイ」という漠然とした表現もかまいません。
さらに「脂肪燃焼作用」などについては、「脂っこいものが好きな方に」「糖分が気になる方に」というような表現をしています。脂っこいものが好きな方は、別に病気ではなく健康でそういう嗜好がある人というようになりますし、糖分が気になるは、身体の糖質に作用するのでも血糖値のことを言っているのでもなく、食べ物に含まれている糖分のことを指していて、糖分が気になる人のために、糖分が少ない食品になっているというロジックで薬事法による指摘を回避しています。
メーカーも薬事法の壁があるため、いろいろと工夫をされているようです。

薬事法の壁を乗り越えてもまだあった第2の壁

ダイエット食品について、薬事法をクリアしたからといっても、まだまだ立ちはだかっている壁があります。それが、景品表示法です。つまり内容に対して、虚偽表現があったり誇大表現がないかがチェックされます。たとえ事実であったとしてもオーバーな表現をすると、景品表示法違反のおそれがあるとして行政から指導を受けることになります。
特に1ヵ月で30kg痩せるというようなウソや、特別に効果があった人を抜粋しての大げさ表現については、厳しくチェックされます。根拠に乏しく、中にはそういう人もいたかもしれませんが、そうだとしても他の人のほとんどが同等に痩せれるとの誤認をまねく表現になってしまいます。食事制限をせずにやせる。運動は不要等、通常好ましい生活態度を否定しているものになり、指摘注意の対象となります。