ノンシュガー・ノンファットって本当にゼロ?

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更新日:2015年01月12日

ノンシュガー・ノンファットって本当にゼロ?

ノンカロリーやゼロカロリーと同じように、ダイエット商品等には、「ノンシュガー」、「ノンファット」という表示がされた商品があります。栄養成分表をみても0gですが本当にゼロなのでしょうか。

糖の栄養強調表示は、炭水化物でなく糖類で判断

ノンシュガー、シュガーレスといった言葉は、糖類が100gあるいは100mL中に0.5g未満である場合は表示できるということが、健康増進法の栄養表示基準で決められています。ここで注意しなければならないのは、「糖類」であり、「炭水化物」でも「糖質」でもないということです。
通常、栄養成分には「炭水化物」の記載があります。しかし、ノンシュガーと記載したものには、これに加えて糖類の量を記載しなければいけないことになっています。よく通常の栄養成分表示で記載されている「炭水化物」は、糖質と食物繊維の合計になります。そして、糖質の中で単糖類と二糖類を合わせたものの中から吸収されにくい糖アルコールを除いたものが「糖類」ということになります。
「無糖」「低糖」「ノンシュガー」などと表示されている商品の基準は、製品100gあるいは100mL当たりに含まれている「糖類」の量で決まります。消化吸収されにくい難消化性の食物繊維は、炭水化物として換算されますが、糖質としては換算さません。また、ダイエット商品等の甘味料に使われているマルチトールやエリスリトールといった吸収されにくい糖アルコールは、糖質には含まれますが、「糖類」には含まれません。
そして、基本的に商品のカロリー計算は炭水化物4kcal/g、脂質9kcal/g、蛋白質4kcal/gから計算されますが、難消化性食物繊維や糖アルコールを含んだ商品の場合、その量や糖類の量を表示することにより、食物繊維や糖アルコールの分を、炭水化物の4kcal/gではなく実際のカロリー数0kcal~3kcal/gに換算して計算することができます。

無糖と低糖の線引きはどこにあるのか

糖の栄養強調表示としては、「無糖」と「低糖」があります。糖類が100g中5g以下、100mL中の場合は2.5g以下の場合に「低糖」と表示することができます。そして100g中又は100mL中0.5g未満の場合は、「無糖」と表示でき、ゼロ表示することができるようになります。
ちなみに「砂糖不使用」の表示は、糖類の量に関係なくショ糖(砂糖)が入っていなければ表示することができます。注意しなければいけない表示としては、「甘さひかえめ」であり、これは糖が少ないということとは無関係です。甘さは味の主観によるものであり、糖がいくら以上はいっていたら「甘さひかえめ」と記載してはいけないという基準はありません。

ノンファットの商品の脂質の量は?

脂質に関しても、ゼロ表示をすることができます。脂質の場合は100gあたり3gあるいは100mLあたり1.5g以下だと「低脂肪」などの表示ができ、100gあるいは100mLあたり0.5g未満だと「ノンファット」のようにゼロ表示ができるようになります。ただし、ノンオイルドレッシングは100mL中3g未満であればノンオイルと表示することができます。