医薬品と医薬部外品の滋養強壮薬

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更新日:2015年01月22日

医薬品と医薬部外品の滋養強壮薬

ドリンク剤で肉体疲労時や発熱性消耗性疾患時などの栄養補給や滋養強壮の効能をもった製品には、薬局やドラッグストアで購入できる医薬品とスーパーやコンビニでも購入できる医薬部外品のものがあります。

滋養強壮ドリンクというものはどういうものか

滋養強壮ドリンクには、まず医薬品又は医薬部外品があります。人間が飲食するものは、医薬品か医薬部外品か食品かになりますが、食品は「滋養」は栄養補給と同じ意味なので言えますが、「強壮」は医薬品的なので言えません。食品の場合は、滋養ドリンクや栄養補給ドリンク、栄養ドリンクといったような形になります。
滋養強壮ドリンクは、一般的には、ビタミンB1・B2・B6のいずれか又は全てを配合し、これをベースにビタミンやミネラル・生薬などを配合した1回飲みきりタイプのものです。

医薬品も医薬部外品も同じ滋養強壮ドリンクの効能

医薬品と医薬部外品の滋養強壮ドリンクは、効能効果が決められています。ビタミンを含有する保健薬の効能は、「肉体疲労・病中病後・胃腸障害・栄養障害・発熱性消耗性疾患・妊娠授乳期などの場合の栄養補給、滋養強壮、虚弱体質」となっています。胃腸障害の代わりに食欲不振、妊娠授乳期の代わりに産前産後というようになっているものもありますが、その点を除けば、判で押したような形でこの効能が記載されています。
たまに、カフェインが入っているからといって妊娠授乳期の栄養補給を効能に記載していない製品がありますが、滋養強壮ドリンクは、医薬品の場合は承認前例を参考に、医薬部外品の場合は決められた成分の中での配合となっていて、記載できる効能が決まっています。

医薬品と医薬部外品の滋養強壮ドリンクの違い

医薬品と医薬部外品の滋養強壮ドリンクは効能は全く同じということでしたが、それでは何が違うのかというと、一部の成分であったり含有しているアルコール量だったりします。
昔は滋養強壮ドリンクは全て医薬品でした。ところが大部分の滋養強壮ドリンクは平成11年と平成16年の2回にわたり、安全性を考慮して医薬品から医薬部外品に移行され、薬局やドラッグストア以外のスーパーやコンビニでも購入できるようになりました。
医薬品の滋養強壮ドリンクでは、医薬部外品では配合できない生薬成分を一部配合することができます。また医薬品はアルコールの量は3度までOKですが(これ以上だと酒税法で酒類の扱いとなり薬用酒などになります)、医薬部外品の場合は1%未満という制限があります。医薬品及び医薬部外品の滋養強壮ドリンクは、アルコール量が1本飲みきりの中で0.1mLを超える場合は、そのアルコール量を表示することになっていて、アルコール含有量がわかるようになっています。もし表示がなければ、1本飲んでも0.1mL以下ということになります。