気になるドリンク剤のカロリーと表示

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更新日:2015年02月02日

気になるドリンク剤のカロリーと表示

疲れた時や風邪で熱が出た時の栄養補給に飲まれる医薬品や医薬部外品の多くのドリンク剤には、添加物として果糖ブドウ糖液糖などの糖類が配合されています。カロリーがありそうですが、どうなのでしょうか。

医薬品・医薬部外品のドリンク剤のカロリー

食品のドリンクはよく製品の表示を見てみると、熱量○○kcalというような形で、栄養成分表示が行われているので、1本飲めばどのくらいのカロリーになるのだろうかというのはすぐにわかる製品が多くなっています。これは食品の場合、例えばビタミンが多く入っていることをアピールしたい場合は、同時に熱量・炭水化物・脂質・蛋白質・ナトリウムの値を記載しないといけないという健康増進法に基づく栄養成分表示のルールがあるからです。
ところが、医薬品・医薬部外品の滋養強壮ドリンクになると、管轄する法律が薬事法になり、このようなルールはありません。つまり熱量を記載せずに「疲れた体にビタミンB1・B6・B12配合」と記載できてしまいます。
この違いは食品と医薬品や医薬部外品との目的の違いからきています。食品は食事を楽しむものであり、それにより栄養補給をするのであれば、熱量も含む栄養に関する情報をきちんと表示すべきだという考えのもとにルールができています。一方、医薬品や医薬部外品は疲れたときや熱で消耗しているときに栄養補給するためのもので、目的は疲れたり消耗したりしている体ということになるので、熱量に関する情報までは不要ということになっているのです。

実際のドリンク剤のエネルギーはどのくらい?

実際の医薬品や医薬部外品のドリンクは、売れ筋の定番品をみると100mLのものが多く、これらを1本飲むとだいたい80kcal前後の熱量を摂ることになるものが多いようです。80kcalを高いとみるか低いとみるかは考え方ですが、果糖ブドウ糖液糖等でできているため、それなりのカロリーはあります。
最近では、カロリー控えめのドリンク剤がでてきていて、果糖ブドウ糖液糖の代わりに糖アルコール等を使い、カロリーを20kcal未満に抑えているものも結構でています。これらの商品には、カロリー控えめといったキャッチコピーやライトというような言葉が書かれています。

医薬品や医薬部外品のドリンク剤のもつカロリーの意義

医薬品・医薬部外品のドリンク剤は、肉体疲労時の栄養補給や発熱性消耗性疾患の栄養補給に用いられますが、この時というのは、実際にはエネルギーが必要になっています。有効成分にはビタミンが配合されていて、これらはエネルギーサイクルを円滑に回すことで、必要なエネルギーを効率よく作り出すことができます。
しかし、エネルギーそのものの源としては、糖類などのエネルギーが必要です。体重が気になる、カロリーが気になる、糖を控えている、でもビタミンを中心に栄養補給したいという人にとっては、定番ドリンクのラインエクステンションとして出されている「ライト」などのカロリーを抑えたもののほうが良いでしょうし、疲れや消耗によりエネルギーもがっつり摂りたいというのであれば、定番ドリンクでしっかりと80kcal前後のエネルギーをビタミンとともに摂るというのも選択肢の一つになります。

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