滋養強壮薬を利用するときの注意点

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更新日:2015年03月02日

滋養強壮薬を利用するときの注意点

滋養強壮薬は、他の医薬品等に比べると比較的安全な成分が多くなっていますが、配合されている成分によって注意しなければならない事項があります。特に脂溶性ビタミンを配合しているものは注意が必要です。

特に注意が必要な脂溶性ビタミン製剤の注意点

ビタミンAは、1日に1万国際単位以上摂取した妊婦から産まれた児に、先天異常の割合が増加するという報告があります。ビタミンAは、妊娠3ヵ月以内の妊婦、妊娠していると思われる人、妊娠を希望する人は、過剰摂取に注意し、不安であれば医師・薬剤師等の専門家に相談することをお奨めします。

ビタミンDは、下痢を悪化させる場合もあるので、下痢の症状が長く続いたり悪化したりするような場合は注意してください。ビタミンEは、便秘や下痢の症状が長く続いたり悪化したりする他、生理が予定より早くきたり、経血量が多くなったりすることがあり、出血が続くような場合は専門家に相談するようにしてください。

水溶性ビタミン製剤にもある注意点

過剰に摂取しても尿中に排泄されてしまう滋養強壮剤の水溶性ビタミンですが、ビタミンB群やビタミンCのドリンク剤により軟便や下痢になることがあるので、症状が長く続いたり悪化するような場合は専門家に相談することをお奨めします。

食品も含めビタミンB2を摂ると尿の色が黄色くなることがありますが、これはビタミンB2の色ですので心配いりません。ビタミンCを摂ると、尿や大便検査に影響を与える可能性があるので、検査の際には医師にビタミンCを含有する製剤を飲んでいることを伝えるようにします。

影響を受ける主な検査としては、尿検査で尿糖の検出が妨害され、また尿・便潜血検査では偽陰性(本来陽性なのに陰性)という結果になることがあるので注意してください。

水溶性ビタミン剤といえども、飲みすぎには注意

医薬品の滋養強壮剤では用法・用量が、食品では1日あたりの目安量等が記載されていますが、水溶性ビタミン剤のドリンクだと、どうせ尿に出ちゃうんだしといって1日に何本も飲むようなことをする人がいますが、関心できません。

ドリンク剤の中にはビタミンの他に糖質やカフェイン等が含まれています。一般的な滋養強壮ドリンクの1本当たりのカロリーは80kcal前後ですが、2本も3本も飲むとそれだけで、160kcal、240kcalとカロリー摂取してしまうだけでなく、液糖により糖分も摂取してしまうことになります。

特に医薬品や医薬部外品のドリンク剤は、カロリーや糖質の量が記載されていないケースが多いので注意が必要です。またカフェイン等も含まれているため、そういった面からも摂りすぎに注意し、記載されている用法・用量や1日目安量を守るようにしてください。