ライフステージを加味したビタミン・ミネラルの摂取量

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更新日:2015年03月05日

ライフステージを加味したビタミン・ミネラルの摂取量

栄養素の摂取は、単に栄養素欠乏症の予防に留まらず、生活習慣病の一次予防等にもつながります。栄養素の摂取量も基準値のみを示すのでなく、望ましい摂取量の範囲を示すという考え方になってきています。

上手なビタミン・ミネラルの栄養補給の考え方

バランスのとれた栄養補給は、健康維持のために必要不可欠なものです。特にビタミン・ミネラルは、三大栄養素である糖質・蛋白質・脂質をうまく利用しエネルギーに変えるだけでなく、さまざまな生理作用により私達の体を支えています。

ところが現代人は忙しく、外食する機会が多かったり、つい偏食しがちであったり、野菜不足であったりというケースが増えてきていて、ビタミン剤で栄養補給したりしています。ついついビタミン剤で手軽に栄養補給と考えてしまいがちですが、普段からきちんとバランスのとれた食事をした上で、どうしても不足した部分に関してサプリを利用するというのが前提です。

いたずらにサプリに頼りすぎず、疲れが溜まっていたりした場合は医薬品も利用するといったように上手に、自分の状況に合わせて普段からの食生活にも気をつかい、医薬品やサプリを使いわけていくのがよいでしょう。

ライフステージによって考えたい栄養補給

栄養素によっては発育期、月経、妊娠授乳期、老年期といった具合にライフステージによって、また男女によっても摂取量が変わってきます。一番顕著な例として葉酸があります。葉酸はレバーの他にモロヘイヤやブロッコリー、枝豆などに多く含まれていますが、赤血球の形成に重要な働きをする他、胎児の脳や神経の発達に大変重要なビタミンです。

普段は普通の食生活をしていれば十分足りていますが、妊婦では通常の倍量摂ることが推奨されています。妊娠授乳期は、需要量が増えるので不足しがちになり、厚生労働省もビタミン剤等のサプリを有効に活用し、1日当たり400μg摂ることを奨めています。

カルシウムは発育期に需要が高まりますし、鉄剤は同じ年齢でも月経のありなしで推奨量が変わってきますし、妊娠中期・末期の推奨量は高くなります。性別や年齢などのライフステージも考慮した栄養補給が大切です。

妊娠授乳期に需要が高まる栄養素とは

ビタミン・ミネラルの中には、特に妊娠授乳期に普段より多くとるべきものがあります。ビタミンの中では、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンCが普段よりも多めに取ることを推奨されています。その他ビタミンB1やビタミンB2も必要となることから、医薬品や医薬部外品のビタミン剤の効能にも妊娠授乳期の栄養補給という効能があります。

ミネラルでは、妊娠期にマグネシウム、授乳期にカリウム、銅、亜鉛、セレン、妊娠及び授乳期に鉄、ヨウ素をより多めに摂ることが推奨されています。