健康食品・サプリの定義の違いはどこにあるのか

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更新日:2015年03月16日

健康食品・サプリの定義の違いはどこにあるのか

健康食品もサプリメントも、法的にしっかりとした定義があるものではありません。通常の食品との違いも含め、これらはどのように使い分けをされているのでしょうか。それぞれの定義についてみていきます。

健康食品とはどういったものをいうのでしょうか

『食品』という定義はあっても、『健康食品』という定義は薬事法や食品衛生法のどこを探しても出てきません。行政側が取り締まっている「いわゆる健康食品」の範囲とは、一般的には食品のうち健康の保持増進に役立つものとして販売、利用されるものということで線引きされています。

そしてもう一つ、特定保健用食品と栄養機能食品の2つは除きます。つまり、血圧が高めの方へといったような特定の保健の用途に用いられる特定保健用食品(トクホ)と、栄養機能を表示した栄養機能食品は、「健康食品」に含みません。

また、一般にスーパーに売られている野菜や果物、肉や魚、普通のお菓子等は、通常の食生活の中で、調理され食卓にでてくるもので、健康の保持増進に役立つものとして販売・利用されるものでないことから「健康食品」ではありません。ふつうの食品よりも健康によいと称して売られている食品の線引きはあいまいなところがあるのかもしれません。

米国のダイエタリーサプリメントの定義とは

略してサプリと言われるサプリメントは、米国のダイエタリーサプリメントからきています。米国では1994年に法律でダイエタリーサプリメントが定義されています。「ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ハーブ等の成分を1種類以上含みますが、食事に代わるものではないもの」を食事の代替ではなく、食事(Dietary)を補助する(Supplement)ものとして、ダイエタリーサプリメントとしています。日本でも健康食品として米国のダイエタリーサプリメントを輸入販売するケースが増えてきました。

サプリとはどういったものをいうのでしょうか

サプリは法的に定義がないので、一般の人が受けるイメージというのは、個人個人によってかなり変わってきます。米国のダイエタリーサプリメントということで考えると、ビタミンやミネラル、アミノ酸やハーブを含んで、食事の代わりにならないものであれば、健康食品には該当しないトクホも栄養機能食品もサプリということになります。

人によっては栄養を補給するのだから、医薬品や医薬部外品のビタミン保健薬などもサプリだと考えている方もいるようです。日本で一般的に認知されているの考え方は、サプリは食事によって十分に摂りきれていない栄養素を補うための補助食品を総称したものということになります。つまり、ビタミン・ミネラル・アミノ酸はもちろん、ハーブもそれ自体は栄養成分ではありませんが、栄養素を補うことができるのであればサプリと考えることができます。