サプリの効果・安全性に関するエビデンス

薬局マップ トップ > 最新記事一覧 > サプリの効果・安全性に関するエビデンス
更新日:2015年03月26日

サプリの効果・安全性に関するエビデンス

サプリの表示で、特定保健用食品の表示許可以外にも一部機能的表示もできるようにしたらどうかという動きがあり、検討されていますが、当然有効性・安全性のエビデンスがあることが大前提となります。

将来拡大されていくサプリの機能表示

サプリの表示について、米国に似たような形で認めていこうという動きが、『食品の新たな機能性表示制度に関する検討会』で実現に向け検討されています。臨床試験の結果があるなどの一定の条件下でエビデンスがしっかりあるものについては、疾病の治療や予防にならない機能表示の範囲で届出を行うことで、メーカーの責任のもと表示を認めていくというものです。

疾病の治療や予防には言及できないものの、DHAやEPA等の機能表示ができるようになる可能性が高くなっています。一方、エビデンスがなければ景品表示法にも違反するので、当然エビデンスがしっかりしたものでなければ表示することはできません。そこで今後のサプリを考えていく重要のポイントになってくるのが、サプリの有用性や安全性に関するエビデンスです。

サプリの機能に対するエビデンスの確認

サプリのエビデンスについては、独立行政法人 国立健康・栄養研究所(国栄研)のホームページに、ハーブごとに詳細にその有効性や安全性に関して記載されています。

ただし、注意しなければいけないのは、ここで紹介されているのは、調査できている原材料に関する科学論文情報を集めたものにすぎず、特定の市販品の効果や安全性を担保するものではないということです。つまり、製品自体のエビデンスにはならないということです。製品中に含まれている原材料の量や一日の目安量、原料産地などにもより、実際にはその製品での試験をやらないと、その製品としてのエビデンスは出ないからです。

国栄研のページとともにハーブのエビデンスの聖書

サプリに含まれているハーブ等の効果や安全性の確認については、無料で国立健康・栄養研究所(国栄研)のホームページで確認できますが、もう1つ、日本医師会・日本薬剤師会・日本歯科医師会が総監修した日本健康食品ン・サプリメント情報センター(Jahfic)が出している『健康食品・サプリメント〔成分〕のすべて ナチュラルメディシン・データベース』が有名です。

中立的な立場で約90人の大学教授や医師・薬剤師といった編集委員が、1100の原材料や成分について、17000に及ぶ臨床試験論文を系統的に検討し集大成したものです。例えば、受験生にイチョウ葉を与えると記憶力が良くなるといったようなイメージがありますが、実際にはそのようなエビデンスはありません。

健康雑誌の情報の中には、限定的な試験ででた結果などの記載もあり、エビデンスとしては弱いものもあります。そういったことも頭に入れ、上手にサプリを利用していくことが大切です。