サプリ製品表示における法的規制

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更新日:2015年04月02日

サプリ製品表示における法的規制

サプリ製品の表示は、食品衛生法・健康増進法・計量法によって規制されています。特に品名、原材料名、栄養成分表示などについては、ルールを知っていると、より製品理解や安全にもつながります。

サプリの本質を表す品名の表示方法

「品名」は、その食品の一般的な名前で、この名称を確認すれば、どのような食品かわかるようになっています。サプリでは、「ビタミンC加工食品」、「イチョウ葉エキス加工食品」等と「成分+加工食品」という形になっているものが多くなっていて、この場合一番アピールしたい主体となる成分名が記載されます。複数あるという場合は、「成分1・成分2+加工食品」という表記の場合もあります。ドリンクの場合については「清涼飲料水」となっています。

サプリの原材料名表示で注意すること

「原材料名」は食材原材料について配合量が多い順に記載され、その後に食品添加物が配合量の多い順に記載されています。食材原材料については、事実であればよく、特に記載に決まりはありません。例えば、「マヨネーズ」と表示しても、それをさらに分解して「卵、酢、サラダ油」と分けて記載してもかまいません。

食品添加物は配合できる成分のリストが決められていて、同じ成分でも別名や簡略名で記載することができます。例えば「L-アスコルビン酸ナトリウム」については別名の「ビタミンC」や、簡略名の「V.C.」という記載をしてもOKです。

食品は成分名は原則記載されていますが、例外があります。その1つが一括表示される食品添加物で、「乳化剤、香料、pH調整剤、光沢剤等」は、成分名でなく用途の一括表示が可能なので、乳化剤の何を使っているのかまではわかりません。

もう1つが加工助剤やキャリーオーバー成分と言われるもので、加工工程で使用するものの、最終製品には残存しないか、してもごくわずかなために表示が免除される成分です。よく例としてあげられているのが、せんべいに使用される醤油に含まれている醤油の保存料は表示されません。

安全性に欠かせないアレルギー表示

安全性で重要な食品によるアレルギーは、体に重大な影響を与えてしまいます。特に重篤なアレルギー症状を引き起こしやすい蕎麦と落花生、アレルギーの人が多い卵、乳、小麦、えび、かにについては、原材料に含まれているかどうか記載しなければいけないことになっています。

これらアレルギー物質に関しては、特定原材料等の総蛋白量が数μg/mLレベルに満たなければアレルギーを起こす可能性が低いため、表示をしなくてもいいことになっていますが、原則微量でも表示が義務づけられています。

表示が義務づけられている7つの他に、表示が推奨されているものとして、いくら・クイフルーツ・くるみ・大豆・バナナ・やまいも・カシューナッツ・もも・ごま・さば・さけ・いか・鶏肉・りんご・まつたけ・あわび・オレンジ・牛肉・ゼラチン・豚肉の20品目があります。

注意しなければいけないのは、マヨネーズは、卵を使っていることがわかっているので、原材料に卵を使っている旨の表示をしなくてもいいことになっています。また外食メニューにまではまだ義務づけられていませんので、記載がない場合があります。サプリの安全ということを考える場合も、こうしたことを知っておくと良いでしょう。