特定の保健の機能をもつ特定保健用食品(トクホ)

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更新日:2015年04月13日

特定の保健の機能をもつ特定保健用食品(トクホ)

メタボリックシンドローム等、生活習慣の改善が注目されていますが、血圧、血糖、中性脂肪、体脂肪、コレステロールなど、生活習慣と関係深いものに対する有用性をもつトクホのサプリも出されています。

3つの変わったタイプの特定保健用食品(トクホ)

健康食品とは違った通常の特定保健用食品は、関与成分をあげ、ヒト臨床試験を行い、個々に表示許可を取り、製品に特定の保健の用途を表示していますが、3つの特別なトクホの形態があります。

1つ目は、「規格基準型トクホ」で、これまで多くのトクホ製品が出されてきた食物繊維(お腹の調子を整える)とオリゴ糖(ビフィズス菌を増やして腸内の環境を良好に保ち、お腹の調子を整える)のサプリについては、エビデンス(科学的根拠)が既に蓄積されたということで、一定の規格基準を満たしている場合に許可されます。

2つ目は、「条件付きトクホ」で、通常のトクホとして許可を受ける場合に必要な科学的根拠レベルはないものの、一定の有効性が確認されている食品の場合に、「根拠は必ずしも確立されていませんが、○○に適している可能性がある食品です。」という表示ができるものです。

3つ目は、「疾病リスク低減トクホ」で、「疾病のリスクの低減させるのに役立つ」という表示が認められています。関与する成分による疾病のリスクの低減が医学的・栄養学的に認められ確立されているもので、現在、カルシウム及び葉酸に関するものの2つがあります。特別例外として、機能表示に「骨粗鬆症になるリスクを低減するかもしれません」、「二分脊椎などの神経管閉鎖障害を持つ子どもが生まれるリスクを低減するかもしれません」というように特定の疾病名を記載し、それに対してリスクを低減するかもしれないという形の表示ができるものです。

特定保健用食品(トクホ)サプリの有効な利用法

トクホを有効に活用するには、その摂取方法に注意することが大切です。例えば、血糖値が気になり始めた方がトクホを飲んでいるからといって、暴飲暴食したり、カロリー過多・糖分過多の食事をしていたら意味がありません。
まずは、カロリーを制限したり、糖分を控えるといった生活習慣の改善をすることが大切です。そうでないとトクホを摂取する意味が全く無くなってしまいます。また、トクホは普段の食事の中で、血糖が高い人にとって良い「食品」という考え方なので、糖尿病と診断された方はあわせてしっかりと医療機関の支持に従う必要があります。「糖尿病」を治療するものではありません。

一日摂取目安量はきちんと守って賢く利用

トクホは医薬品ではなく健康食品と同様の「食品」なので、一日摂取目安量という記載になっています。「目安」だからといって、適当に毎日倍量飲んでも、効果があがるというものではありません。トクホのヒト臨床試験は、1日摂取目安量によって試験されていますので、これを守って毎日摂取していくのが賢い利用法と言えます。