猛暑日の連続記録を出した2015年は秋口の夏バテに要注意

公開日: 2015年10月28日
著者: yakujiman
Yakujiman
プロフィール
  • yakujiman
  • 製薬会社の学術関連部門・薬事関連部門にて、製品の学術資料・パンフレットの作成、通知・通達のチェックと情報収集、添付文書・製品表示の原稿作成、製品広告のチェック等の仕事をしてきました薬剤師です。関連する業界の情報等を集め、管理薬剤師のためのマニュアル等の作成も行ってきました。今まで携わっていた製品は、医療用医薬品・一般用医薬品の他にも、医薬部外品・化粧品、サプリメント、衛生雑貨、試薬といった幅広い分野に渡っています。
夏バテというと、暑い夏、暑くてムシムシしていて、動くのも嫌だ、なんか暑さで体力が消耗したような感じで外に出るのも嫌だ、ずっと冷房が利いている部屋で横になっていたいといったイメージがありますが、実は夏バテの症状が出てくるのは、夏ではなく秋口になります。

夏バテは、夏本番ではなく夏の終わりから秋口に現れる

2013年、日本は暑い暑いといって大騒ぎしていたという記憶がある方も多いかと思います。実はあの時は、高知県で歴代最高気温である41℃という数値が観測され話題になったことから、すごく暑い夏だったという印象が残っています。しかし、今年2015年の夏は、日中の最高気温が35℃以上の猛暑日が東京でも8日連続し、猛暑日の連続記録を作りました。猛暑日が続くほうが体に対する負担は蓄積していきます。東京では去年までの連続猛暑日の記録は4日間となっていたので、今年で一気に2倍となったことになり、1875年の観測開始以降の最長記録となりました。これだけ猛暑日が続くと起こってくるのが、暑気あたり・夏負けとも言われる夏バテです。夏バテは、本来は夏真っ盛りの猛暑日が続いているときに起こる体の疲労感というイメージがありますが、夏本番の暑さ等で自律神経が乱れて体に対する負荷が蓄積し、体力が弱ったきたところに、秋口に気温などの気候が変わってくることで体調を崩してしまうことを言います。つまり夏バテは、猛暑日が続く真夏ではなく、夏の終わりから秋口にかけて夏の疲労の蓄積が原因で起こる体調不良のことを言います。

2015年は猛暑日連続で夏バテする人が増える

夏バテの大きな原因は、夏の高温多湿な気候にあります。高温多湿な夏は、自律神経が乱れやすく、特に猛暑日が続く夏は、暑い外、照り返しの強いアスファルトの上を歩き、エアコンが利きすぎた冷たい部屋に入るといったことを繰り返しているうちに体に負担がかかってしまいます。体は体温を一定に保とうとする働きがあるため、そこでエネルギーを多く消費してしまいます。猛暑が続くことでその負担はさらに蓄積されていきます。日中の猛暑だけでなく、夜も気温が下がらず熱帯夜が続くと睡眠不足にもなり、昼間の疲労が回復できないまま夜も眠れずさらに疲労がたまっていきます。猛暑が続く年は、高温多湿の状態が連続しているので、汗の出口周辺がつまってしまい、その結果汗をかきにくくなり、体温調整が上手くできなくなってしまうということも起こってきます。熱中症を防止するためにエアコンを利用したりしますが、猛暑日が続いた今年は、エアコンの利用が室内と外との気温差となり、昼間の厳しい暑さと急激な温度変化、熱帯夜等で体に負荷がたまり自律神経のバランスを崩しやすくなっているので、夏の終わりから秋口にかけては、夏バテになりやすいということを自覚して、疲労がたまらないよう無理をせずに十分体調管理に努めることが大切です。
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