薬局が患者に提供する様々な情報

公開日: 2016年01月22日
著者: yakujiman
Yakujiman
プロフィール
  • yakujiman
  • 製薬会社の学術関連部門・薬事関連部門にて、製品の学術資料・パンフレットの作成、通知・通達のチェックと情報収集、添付文書・製品表示の原稿作成、製品広告のチェック等の仕事をしてきました薬剤師です。関連する業界の情報等を集め、管理薬剤師のためのマニュアル等の作成も行ってきました。今まで携わっていた製品は、医療用医薬品・一般用医薬品の他にも、医薬部外品・化粧品、サプリメント、衛生雑貨、試薬といった幅広い分野に渡っています。
薬局は、まずは最低限の情報提供として、処方され調剤した薬の服用に関して、きちんと適正使用されるべく情報は提供しなければなりません。さらに「健康情報拠点薬局(仮称)のあり方に関する検討会」でいろいろと検討が重ねられてきて、これからの薬局に求められる機能として、健康サポート機能を有する薬局ということがあげられました。つまり、健康に関するいろいろな悩みについて、しっかりとサポート・アドバイスできることが求められる時代になりました。

薬の情報は正確にかつわかりやすく

患者さんに提供する薬の情報について一番の目的は、患者さんがしっかりと適正しようしていただくためです。したがって、患者さんの理解レベルに合わせて、必要な事項を簡潔にわかりやすく説明する必要があります。例えば妊婦に対しては、妊婦に対するリスクをきちんと説明したり、高齢者に対しては、人によりますがPTPからしっかりと錠剤を取り出してから服用するなどの注意も必要になったりします。また喘息などに用いられる吸入剤の使い方などもしっかりと情報提供する必要があります。製薬会社によっては、患者向けの資料やツールをいろいろと用意してあるところもあるので、上手に利用することも大切です。患者に提供する情報としては、処方された薬剤名、用法、効能、保管する際の注意点、副作用に関連した情報、重大な副作用を回避するための情報、相互作用などがあります。一方患者が知りたがっている情報としては、効果や服薬時期、吸入剤などの使用方法、副作用の徴候、相互作用があります。これの情報の大半は薬のしおりや薬剤情報提供文書が患者さんに手渡されることで情報提供されています。しかし患者によって必要な情報が異なり、薬のしおりや薬剤情報提供文書では不十分なものも出てくることがあり、これをしっかりと服薬指導時において、ポイントとともに追加説明してあげることが重要になってきます。患者への一方通行な情報提供ではなく、患者を理解して、患者自身の判断で、適正使用のための行動や、重篤な副作用回避のための行動がとれるようにしてあげることが大切です。

処方箋薬以外にももとめられてくる健康サポート機能に関する情報提供

セルフメディケーションの推奨、かかりつけ薬局の推奨、ジェネリック医薬品の使用促進などの施策のもと、薬局には健康サポート機能が強く求められるようになってきていて、健康サポート機能を有する薬局については、その旨を掲示することになっています。一言で健康サポート機能といっても、要指導医薬品はもちろん、一般用医薬品や機能性食品、健康食品や健康グッズ、さらには最近の健康関連の話題に至るまで、適正な助言や健康の維持・増進に関する相談を積極的に行っていくための幅広い知識と情報収集力が求められるようになっていきます。これからは、調剤業務以外にも、プラスアルファとしていかに良質な健康サポートに関する助言や情報提供ができるかということも、患者さんが薬局を選ぶ一つの基準になっていくのかもしれません。
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