受診勧奨した患者さんへの対応と紹介状

公開日: 2016年02月19日
著者: yakujiman
Yakujiman
プロフィール
  • yakujiman
  • 製薬会社の学術関連部門・薬事関連部門にて、製品の学術資料・パンフレットの作成、通知・通達のチェックと情報収集、添付文書・製品表示の原稿作成、製品広告のチェック等の仕事をしてきました薬剤師です。関連する業界の情報等を集め、管理薬剤師のためのマニュアル等の作成も行ってきました。今まで携わっていた製品は、医療用医薬品・一般用医薬品の他にも、医薬部外品・化粧品、サプリメント、衛生雑貨、試薬といった幅広い分野に渡っています。
セルフメディケーションの中における薬剤師の役割はとても重要になっています。特にドラッグストアや一般用医薬品を販売している薬局の薬剤師は、患者さんが購入してくる一般用医薬品や健康食品等の製品知識も知っておかなければなりません。薬を求めてきた患者さんに対し、適切な一般用医薬品を奨めたり、生活上でのアドバイスをしたりする以外にも、必要に応じて適切な医療機関を受診勧奨することも大切です。

薬剤師の受診勧奨に関して重要なこと

セルフメディケーションにおいて患者さんに適切なアドバイスを与えることができる専門家として薬剤師は重要な役割を果たしています。地域医療の中、不安を抱える患者さんたちの声を聴き、適切な薬やサプリメントを奨め、場合によっては医療機関への受診を奨めることができるようにならなければなりません。そのために必要なことは、まず患者さんに信頼される存在、そして話しかけやすい・相談しやすい存在になることです。患者さんから信頼される存在というのは、確かな知識、仕事の正確さといったことも必要ですが、いかに話しやすいか、また訴えに対して親身になって耳を傾けてくれるかという点が大切です。もちろんただ訴えを聞けばよいというのではなく、訴えに対して一般用医薬品を奨めたり、受診勧奨したほうが良いケースなどをしっかりとおさえながら、患者の会話のどこに注意しなければいけないのか、どういったことを聞き出すべきなのかを判断しなければならず、疾患による症状や薬の副作用の状況なども確認していくことが大切です。その中でも、受診勧奨しなければいけないケースにおいてしっかりと受診勧奨するという力は、重要性が一番高いといっても良いでしょう。

薬局から医療機関へ出される患者紹介状

医療機関への患者紹介状と言えば、いわゆる町医者と言われるクリニックから、大病院への紹介状というイメージがあります。しかし、ケースとしてはそれほど多くありませんが、薬局が医療機関へ紹介状を書くという場合もあります。例えば患者さんが以前市販薬を購入し服用したが改善せず、薬を変えてみたがやはり改善がなく来局し、話しの内容から医療機関を受診したほうが良いと思われるケースなどです。薬局の薬剤師が患者との会話の中から受診勧奨した方が良いと判断した場合は、その旨を患者さんに伝えます。患者が納得し、「それじゃ後日、クリニックに行ってみます。」ということで終わる場合がほとんどだと思います。しかし患者からの依頼があった場合や、サービスとして行っているケースもありますが、薬局の薬剤師が患者さんから必要な情報を聞き出し、それを医療機関へ連絡をする場合もあります。連絡手段は、多くの場合近隣の処方箋を受け付けている医療機関の医師などに電話をし、患者の名前・性別・年齢、主な症状、経過、一般用医薬品も含めた服用中の薬、アレルギー歴や既往歴などを報告します。医療機関への連絡として電話ではなく、紹介状を書くというケースは、電話で報告する内容の他に、患者の紹介状を発行した薬局・薬剤師の氏名、日付などを記載します。
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