2016年の花粉シーズンに向けた予測

公開日: 2016年02月23日
著者: yakujiman
Yakujiman
プロフィール
  • yakujiman
  • 製薬会社の学術関連部門・薬事関連部門にて、製品の学術資料・パンフレットの作成、通知・通達のチェックと情報収集、添付文書・製品表示の原稿作成、製品広告のチェック等の仕事をしてきました薬剤師です。関連する業界の情報等を集め、管理薬剤師のためのマニュアル等の作成も行ってきました。今まで携わっていた製品は、医療用医薬品・一般用医薬品の他にも、医薬部外品・化粧品、サプリメント、衛生雑貨、試薬といった幅広い分野に渡っています。
正月が明けるとやってくるのが、本格的な花粉シーズンです。1月にもなると花粉症の人は、早くも抗アレルギー薬を飲み始めたりしますが、SNS等にも1月も中旬にもなると「目や鼻がかゆい」、「鼻がムズムズする」、「もう花粉が飛んでいるんじゃ?」といったような書き込みが目立ちはじめてきます。また、花粉の飛散予想が出てくるのも1月です。

いろいろなところから情報発信される花粉情報

花粉の飛散予報については、気象庁や日本気象協会をはじめ、製薬メーカーからも情報が出され、また民間で独自に予測しているところもあります。またスマホのアプリを用いた花粉飛散情報などのサービスもいろいろと増えてきています。日本で全国的に気象予報を出しているところといえば、日本気象協会と、株式会社ウェザーニューズになるかと思います。株式会社ウェザーニュースは日本に本社を置く世界最大の気象情報会社です。環境省では環境省花粉観測システム(愛称はなこさん)により花粉情報を出してインタネットで公表していました。環境省では花粉自動測定器により測定されたデータをリアルタイムで収集表示していましたが、環境省のホームページによると民間において花粉飛散に関する予測が広く行われることになったことから2016年春をもって情報提供を終了するとのことです。花粉の測定には、大きく自動花粉センサーによる測定法と、日本で標準的な測定方法となっているダーラム法という測定法があります。自動花粉センサーでは、ファンやポンプによって大気を吸入し1立方メートル当たりの花粉濃度をレーザー光センサーに掛け測定しています。一方ダーラム法では、重力によって落下してきた花粉を白色ワセリンを塗ったスライドガラスによって採取して1平方センチメートル当たりの花粉個数を顕微鏡により目視します。環境省のデータは、自動花粉センサーによる測定となっています。正確性からいくと、人の芽で花粉をしっかりとカウントするので、ダーラム法に分があります。

2016年の花粉飛散予報では、東北地方が要注意

日本気象協会が2016年1月14日に発表した2016年の花粉飛散予報では、関東地方はほぼ平年並み、西日本では少なく、東北地方はやや多くなるので要注意としています。散開始日をみると西日本と東日本では例年より早いところが多く、北日本では例年並みの見込みとされています。一方、東京都福祉保健局が2016年1月21日現在発表したところによると、2016年の都内におけるスギ・ヒノキ花粉に関する飛散予測を発表したところによると、23区では昨年並み、多摩地区では昨年の2倍、平均すると昨年の1.6倍程度の飛散で、例年の1.1倍程度になるとしています。飛散開始日は、2月8日~9日、多摩地区で2月11日~15日ごろと、例年よりやや早めとなっています。花粉の飛散は、1月の積算気温や、降水などによっても影響を受けます。花粉症の人は、花粉シーズンにはいったら、毎日花粉情報をこまめチェックし対策を取ることが大切です。
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