ついつい健診を受けそびれてしまう人のための出前型検診

公開日: 2015年02月20日
著者: yakujiman
Yakujiman
プロフィール
  • yakujiman
  • 製薬会社の学術関連部門・薬事関連部門にて、製品の学術資料・パンフレットの作成、通知・通達のチェックと情報収集、添付文書・製品表示の原稿作成、製品広告のチェック等の仕事をしてきました薬剤師です。関連する業界の情報等を集め、管理薬剤師のためのマニュアル等の作成も行ってきました。今まで携わっていた製品は、医療用医薬品・一般用医薬品の他にも、医薬部外品・化粧品、サプリメント、衛生雑貨、試薬といった幅広い分野に渡っています。
薬局に関連したことで、2013年に話題になったことの一つに、「出前型検診」があります。2013年10月20日から合計12日間にわたり、尼崎市が全国で初めてコンビニと提携して、コンビニの駐車場で健康診断を行う試みをしました。

2013年から始まっているコンビニ等に出張する出前型検診

自治体はよく、会社等で健康診断を受ける機会がない人を対象に封筒を送って、年に一度、市の健康診断を受けるように勧告を行ったりしています。自治体の負担で、医療機関やかかりつけ医のところへ行くようで促しますが、それでも健診を受けない人もいます。そんなとき、近くのコンビニで健診が受けられれば、わざわざ遠くの医療機関にまでいかなくても、長い時間待たなくても、買い物のついでに気軽に立ち寄れます。、身体計測をはじめ、尿検査、血液検査、血圧測定、医師の診察などを無料又は低価格でできるわけです。

これを皮切りに、バス等を使った出前型検診もどんどんと増えてきています。ドラッグストア等で購入できる体外診断薬(検査薬)の範囲が拡大されていく流れになっていますが、一方、出前型検診のように市民が容易に健診を受けられるような環境づくりもいろいろと試みられており、医療費削減のためにいろいろなビジネスも生まれています。


検査機能のサービスを充実させている薬局

薬局では、セルフメディケーションの推奨の一環として、お手軽に健康チェックができるという役割も求められてきています。体温や血圧ならば、設置してある薬局もあるかと思いますが、最近ではドラッグストア等で自分で採血をして検査するといった形のものもあります。

スギ薬局・ココカラファイン・ツルハドラッグ等の店舗で行われているのが、「じぶんからだクラブ」のサービスで、十数項目の検査項目が試験でき、結果が数値で示されます。予約や保険証は要らず、3000円ほどで検査を受けることができます。採血により肝機能・腎機能・血糖・中性脂肪等を検査することができます。薬剤師は検査の受け方を説明し、専用容器を渡して自分で血液を4~5滴採ってもらい、それを検査会社に送り、1週間後ぐらいに結果がわかるようになっています。

別のサービスとしてケアプロが行っているものは、1項目500円(ワンコイン)で骨密度や肺年齢の測定を行うことができ、検査の所要時間も大幅に短縮することができます。予約も不要、保険証も不要で、希望があればその場で看護師のアドバイスを受け、自己採血し検査できます。

こういった薬局での検査サービスは、店やサービス内容によって測定できる項目は違いますが、必要な項目だけを手軽に検査でき、結果も比較的短時間でわかります。セルフメディケーション推奨という面からも、貴重な役割を果たしていくことになります。
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